日曜日のクラブ活動と教会の両立ができない時
教会学校小学科に通っていた子どもたちが中学生になると、クラブ活動で忙しくなり、教会から離れていく。聖書を読むことも、祈ることもやめてしまう。そうしたケースが多くありました。
いくつかの教会では、中高生科の充実をはかると共に、夕拝の活用を推進してきました。すると、教会にくることを楽しむ若者が増え、午前の礼拝に出席できない場合、夕拝に出ることが習慣になっています。
午後7時からの礼拝に出る中高生は、運動クラブの練習で疲れているため時々居眠りをします(笑)。ある日の集会後、長椅子に横になり、ぐっすり寝込む高校生もいました。それでも礼拝を守り続ける姿勢を見て、彼女の信仰を神が受け入れて下さっていると感じました。
これは一つの事例にしかすぎません。しかし、ご質問に回答する道筋は共通しているのではないでしょうか。それは、個人の信仰と教会の牧会的配慮に大きく関わる点です。
教会から離れない意思を明確にすること、つまり、生活上の優先順位を確立すること、後者は、教会生活とクラブ活動が両立できるようなプログラムを、教会が提供することを考えなければない。
どうしても礼拝出席が困難な場合は、他の集会(祈祷会など)につながることも考えられます。通常の教会生活ができなくても、信仰を保持するため、キリスト教ラジオ放送を活用する方法もあるでしょう。
単純な原則、柔軟な適応を大切にして、具体的な方法を祈り求めることです。魂の葛藤を乗り越えて、
それは人間にできることではないが、神は何でもできる
(マタイによる福音書19:26)ことを体験されるよう、お祈りしています。