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幸せは誰かが運んでくれる?

あなたはあなたを好きですか


今いる場所に移り住んでから
実に多くの嬉しい出会いと
寂しいお別れがありました



その中の印象深い出会いの一つに
高齢の住職との出会いがありました


とても面白い方でありとても親切です


他所から来た私にこの地の歴史や風習
あるいは若き日の思い出など
話の内容は多岐に渡っています


そして必ずと言ってよいほど


話の締めくくりは



自分のことを嫌いになってはだめだよ



です



私はあまり深く考えないで


わかりました



と返事を返しましたが





最近になってその意味が少しずつ
理解できるようになってきました


あなたは幸せ?それとも不幸せ?

多くの人は自分のことが好きかと問われて
嫌いだと答えることはないでしょう



でも



自分を好きになれない




こういう人も現実にいるわけで



決断を自分で下せない

いつも誰かの目を気にしてしまう

相手に支配された生活を送っている



このような状況下にあると
どうしても自分自身を否定してしまい



自分はダメな人間なんだ

誰かに示してもらわないと
歩く方向さえわからない



こんな風に自己暗示をかけてしまい



いつもおどおどした態度になってしまう




自分を好きでいられるというのは


自分の心を誰かにゆだねることなく

何かしらの決断をしたときに
これは自分にとって良かったのだ
自分にとって正しいことができた


そうやって自分自身を認める
ことではないだろうか



特別なことでなくても

日常の中に小さな達成感を見つけ

一つ一つを積み重ねていけば



だんだんと
自分自身を認めていけるようになる



自己肯定感



これがない人は

どうしても他人の評価を気にした
人生を送ることになってしまう

自信がないから
自分が幸せなのか不幸なのかさえ
わからないのです


目の前の幸せを感じるために

優しいパートナーに巡り合え
暖かな家庭を築いているように見えても
幸せを感じていないこともあります



何も不満はないけれど


この人をパートナーに選んでよかったの?
過去の恋人を選んでいたとしたら?


恋よりも仕事を選んでしまったけれど
出世よりも愛情を優先したほうが





人は様々な場面で様々決断を下しながら
人生を歩んで行きます



しかし



これまで親に反抗したことがなく

親の意向に従って生きるのが自分の幸せ



本気でこう考える人もいます


親に逆らってしまうと親が悲しむ

親の悲しみは自分の悲しみでもある

自分の主張より親の願いが最優先




親の側は子供のためだと思い込んでいるが




自分が成し得なかった自分の理想を
子供に投影していることに気付かない


親と子で共依存の関係が作られてしまう





人が大人になるということは

両足で立ち上がり個を確立するということ



そして岐路に立たされた時には

自分で判断を下す勇気を持つこと




当然迷うこともあるし決断が必ずしも
良い結果を運んでくるとは限りません


それでも

自分の心を他人にゆだねることなく

自分で悩み出来る限りのことをして

自分で下した決断であれば

自分なりに正しいことをやれたと

自分自身の決断を肯定することができます



幸せの定義は様々あるとは思いますが



自分が幸せかどうか



これを知るには

日常の中で自己肯定を持てているのか
自分の心に聞いてみることです



私の大好きな住職は
いつも笑って
こんな感じの
お話をしてくれました




そして住職は
今でも


天国から



こう呼びかけます




いま幸せか?



私は答えます




目の前の妻を選んだこと


これを肯定できているから


大丈夫だよ






ここまでお読みいただき

ありがとうございます



あなたのもとに 素晴らしいことが


たくさん たくさん


降り注ぎますように

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