地方とコンテンツと私
ご挨拶
今日からnoteに投稿を始めた佐竹信彦と申します。
九州の熊本県熊本市で不動産賃貸業をしつつ、仲間と一緒にマンガやアニメなどのコンテンツに関わる地域活性化の取り組みをしています。
堅い不動産とやわらかなコンテンツ、両方に関わる現在をご説明するため、
自己紹介から始めたいと思います。
脳内で事典とアニメがつながった
1980年に熊本市内に生まれ、最初にコンテンツを強く意識したのは小学校の時。母の実家で故事成語やことわざの成り立ちを説明する分厚い事典を読み、ギリシア神話のエピソードの多様さに圧倒されました。ちょうどその頃テレビ放映されていた「聖闘士星矢」とギリシア神話の項目が脳内で結びついて、衝撃を受けたのを覚えています。
コンテンツ漬けの学生時代とUターン
中学から県外に進学して寮生活を始め、ジャンプ黄金期と重なった中高6年間で無事に(?)マンガオタクになりました。高校卒業後、上京でテレビが解禁されるとアニメ、ゲームも履修して守備範囲を広げました。
コンテンツ一般への興味から弁護士になって知財に関わりたい、と大学在学中から司法試験に挑戦したのですがうまく行かず、見切りをつけて熊本にUターンすることに。十年以上県外で過ごしていたので、地元を知ることから始めようと考え、地元経済誌の記者として社会人生活を始めました。
記者としての学びと出会い
小さい頃から「字が汚い」と言われていたことから知識のアウトプットが億劫になり、そこを乗り越えるべき課題と考えていました。「記者になれば話を聞いて記事を書くのでインプット・アウトプットの両方が鍛えられるのでは」と考えて飛び込み、3年間で取材と執筆、社内のIT化をしつつ取材で県内を動き回って沢山の方々にお世話になりました。
今の「本業」へ
私の家は酒の卸しやガソリンスタンドなどの事業をしていたのですが、90年代に父が事業を譲渡し、会社が保有する土地で不動産賃貸業に転換しました。記者を辞めて家業を継いで痛感したのは不動産の強さと弱さ。強さは安定した収入ですが、弱さは「地域が沈む時、不動産も一緒に落ち込む」という逃れられない事実でした。地域の活性化≒地域経済の活性化なしには本業がジリ貧になってしまうのでは、という危機感もあり、自分にできる地域の活性化とは何か、を模索しました。
「でいい」を「がいい」にしたい
オタクとして年下の層とつながった時、「どうせ自分たちが頑張っても熊本の未来は偉い人が決めてしまって従うしかないのでは」という薄っすらとした諦観を感じることがありました。消去法で選んだ「熊本でいい」という現状を、自分たちが主体的に未来に向けて関わり「熊本がいい」と言えるようにしたい。そう考えて地域の活性化という目的に向けてポップカルチャーの利活用という手段を選び、活動を続けて今に至っています。
具体的に何を見てどう感じ、どのように行動したかは次回以降の投稿でお伝えしていきたいと思います。
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