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【人間観察】中古車販売員の奥の手!?

先日、友人と雑談していて思い出した。

昨年、師走の7日、購入した中古車に纏わる話だ。

もう~歳も歳だし、これで一生乗りつぶすつもりだった愛車のラジエターがパンク。致命的故障だったので、修理代を払うぐらいなら、廃車する方がベターである。

何かとモノいりの師走に、急遽、車なんかを購入せねばならなくなった。

新車は注文しても、納車は翌年四月とか。車種に拘るからだろうけど、さすがに、そこまでは待てない。車がないと仕事ができない!

しかたなく、必要に応じてレンタカーを乗りつぎながら、中古車を探す羽目になった。

運よくかねがね、あこがれていた車種で、程度のいい車を見つけた。乗り出し価格はリーズナブルだったが、一応は値切ってみるのが常識だろう。

「エンジンオイルを換えたところだし、タイヤなんか!まだ買ったばかりで1万も走ってないし!バッテリーは先月変えたところだ・・・」と、やまのぼ は、しきりに値切るのだが・・・。

「いっぱい!いっぱい!までの価格ですから・・・」と、販売員は一歩も引かない。

お気に入りの車だということがバレバレだから、販売員は強気な姿勢を崩さない!根負けした、やまのぼ は、言われるままに、指定銀行に指定金額を全額振り込みこむことにした。

ところが、納車の快晴の朝のこと。

「山尾さん!バッテリーは、アイドリングストップ用なので、普通のより高価なんです!でも新品に交換しておきました!」「・・・・」「それから、タイヤですが新品に交換して、エンジンオイルも交換しておきました!」「・・・」

予想もしなかった言葉が、担当販売員の口から、次から次と迸ったのだ!
「青天の霹靂」とは、まさにこんなときに使うのだろう!

混乱するやまのぼ の脳ミソは、やっとのことで、状況を判断した。

中古車を購入するお客は、リピータ客が多い!次も購入してもらえるし、友人知人にも宣伝してもらえるメリットがある。

まして、お客の値切りに軽々しく乗るよりも、値切りシロを、こういう形で使うスマートさに、やまのぼ の舌は、しっかりと巻かれっパナシだった。


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