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【勝手に人生相談 No.164】校長任用試験 なぜ不合格?(島根県・50代男性)
▼ご相談内容▼
50代の男性教員。小学校で教頭をしています。
校長に任用されるための試験を受けているのですが、合格しません。昨年は2次試験で不合格になりました。
「完全にできた」と思ったのに、今年は1次試験で不合格でした。
若い面接官たちは、こちらの日頃の仕事ぶりなど知らずに、数分の面接で不合格と判断します。
まるで人格を否定されたようで、仕事に向かうテンションが下がってしまっています。
自分は土日も出勤して教頭としての仕事をハイレベルにこなし、保護者や職員との関係も非常にうまくいっているのです。
それなのに試験に落とされ、とても傷ついています。校長の中には不出来な人も大勢いるのに、なぜこの自分が不合格になるのでしょうか。
仕事量は誰にも負けまず、ハイレベルの結果を残しているのに、校長任用試験の担当者は全く理解しません。
頑張るしかないのですが、気持ちの持ちようをどうすればいいのか、アドバイスをお願いします。(島根県・50代男性)
▼やまのぼ回答▼
ご相談者は、大きな誤解をされています。あなたは、今のままでは、校長にはなれない人だと思います。教頭の仕事をこなせても、校長は教頭とは違ったスキルが要求されるのです。
つまり、教頭でハイレベルでも、校長が務まらない人は大勢います。それは何も、人格を否定されたわけではありません。適材適所という言葉を、ご存じですか。多分、あなたは、校長には推挙されない不適格な点があるのです。
その一つが、質と量の違いを理解されていない。土日も出勤して頑張っていても、労働時間よりもその質が問題です。それは、一担当者としての教頭の仕事の範疇でのことです。自慢できる仕事ぶりではありません。
教頭の延長線上に校長職があるわけでないのです。あなたには、マネージメントをはじめとして、総合的に組織(学校)を、俯瞰し運営する能力が備わっていないのかもしれません。
いづれにしても、自分のことを今一度、客観視してみることです。
校長の中には、あなたより不出来な人も大勢いるとのことですが、そんな人たちを、もう一度よく観察してみることをお勧めします。多分、あなたの持っていないスキルを、たくさんお持ちだと思います。
いまのまま、どれほど頑張っても、校長任用試験には、合格しません。
あなたに不足しているスキルを見つけ、それを養うことを始めてみましょう。
手始めは、教頭と校長に要求されるスキルの違いを見極めることです。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.165】は、宮城県・80代女性のご相談です。「夫を施設に入れて後悔」を、予定しております。
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