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【企画投稿】140字小説・広(その5)指折り

広場で遊んでいたら、見知らぬ老婆が現れ、ベンチに腰掛けた。遠巻きに見守る子供達に、オヤツはさんじだって?と唐突に言った。だったら晩御飯はなんじだッ?老婆は得意そうな顔で言う。間髪入れず年長児が、ごじだ!って答えた。あれ以来、あの老婆を誰も見ていないし、5本の指を折るのが流行った。

晩御飯は5字!

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