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【勝手に人生相談 No.194】肩書なくコンプレックス(三重県・30代女性)

▼ご相談内容▼

私はこれまで職を転々としてきました。

非正規ばかりで、つまずくと簡単にやめてきました。

後悔はないものの、肩書や職歴のきちんとしていない自分にコンプレックスがあります。

何かと人と比べる気質で、アニメですらマスオさんみたいな社会人に引け目を感じて楽しめず、30歳を過ぎて「夢追い人」と語る気力もありません。

どうしたら自分に自信が持てるでしようか。(三重県・30代女性)

▼やまのぼ回答▼

 まず、あなたが、やるべきことは、人と比較しないことです。

 あなたはあなたの生き方をするべきなのです。ところが、自己認識としてのコンプレックスなら必要でしょう。ご自分を客観視するモノサシのひとつになるからです。

 人はそれぞれの境遇を経て、現在があるのです。その現在の結果だけを観て、境遇のまるで違う、ご自分を比較対象にすること自体、とてもナンセンスだと思いませんか。

 ところで、後悔をしないのはよくないことです。むしろ、後悔はしっかりとすべきものです。将来の生き方の糧になるからです。

 そこで、あなたご自身の棚卸しをしてみましょう。
ご自分の苦手なモノと、好きなモノを書き出してみましょう。

 この際、苦手なものは無視して、好きなモノに注目します。それを、延ばすことにトライするのです。

 好きこそ物の上手なれ

という諺をご存じでしょうか?

 これは、誰しも好きでやっていることは、時間も忘れて一生懸命になるし、それに関して勉強も積極的にします。

 それに、いろいろと工夫もしたりするので、そんなに苦労もせずに、自然にスキルアップするものだという意味です。

 あなたの得意なものや、好きなものに傾注することに努力すれば、自ずと今より自信がついてくると思います。好循環が生まれてくるわけです。

 つまり、他人の土俵ではなく、自分の土俵で相撲を取ることです。その道の専門家とか、大家と呼ばれれば、肩書などあとからついてきます。

 そうなれば、人のことなど気にもならなくなることでしょう。



▼次回のご相談予告▼
 次回の【勝手に人生相談 No.195】は、奈良県・40代女性のご相談です。
「自分は子育ての失敗作?」を、予定しております。

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