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オリジナル小説@やまのぼ

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<この続き>がどうしても読みたい!と読者を魅了する、連載小説が書きたい! そんな若い頃からの夢に、挑戦続けている古希過ぎた爺さまの小説集です。
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#超短編小説

【超短編小説】細(その8)#140字小説

元DV夫と離婚して息子と二人で細々と暮らしていた私。かつての上司と四半世紀ぶりにS駅で再会…

やまのぼ
2か月前
17

【超短編小説】細(その4)#140字小説

何気なく白くて細い指で、乱れた前髪をかきあげた妻。今更ながら、新しい発見をしたかのように…

やまのぼ
2か月前
15

【超短編小説】細(その2)#140字小説

細心の注意を払って、細目に開けた扉から一条の光が、熟睡する母の寝顔を意図せず射った。一瞬…

やまのぼ
2か月前
21

【超短編小説】遠(その5)#140字小説

中学生だった頃。自宅の急こう配の階段下で、よく母と取っ組み合いをした。半畳ほどの板間で、…

やまのぼ
11か月前
20

【超短編小説】遠(その2)#140字小説

明け放った窓から、遠くの花火の音がささやきかける。あれから五度目の夏が来た。遅れそうだと…

やまのぼ
11か月前
29

【超短編小説】遠(その1)#140字小説

巡り合えて三度目の逢瀬の宵。私は思い切って不治の持病を彼に打ち明けた。一呼吸あったにせよ…

やまのぼ
11か月前
21

【超短編小説】明(その3)#140字小説

 あれが宵の明星だよ!迫る夕闇の彼方を指した彼の指先が、街灯の明かりの中で僅に震えている。次の瞬間、彼は私の柔らかい唇を激しく奪った。彼の胸の中で身動きできない。抱き寄せる彼の腕力が、増していくのを愉しんでいる私。まるで蹂躙のような、容赦ない互いの抱擁は、二人のゆるぎない愛情証明。 明 (その1 )も読んでみよう!👉

【超短編小説】明(その2)#140字小説

 確かに消して出掛けたはずの私の部屋に、明かりがついている。合鍵を持たせたあの人が、突然…

やまのぼ
1年前
27

【超短編小説】明(その1)#140字小説

父の介護は近くに住む妹に任せっきりだった。今夜が峠だと知らされ、最終の新幹線で駆けつける…

やまのぼ
1年前
25

【超短編小説】分(その5)#140字小説

分析にあたり分担を決め分業する。余分の時間を排除し、分陰を惜しみ、通常かかる半分の時間で…

やまのぼ
1年前
14

【超短編小説】分(その4)#140字小説

あなたは私のことが、分からなくなったとぼやいた。あの時、私こそと言い返さなかったのは、ま…

やまのぼ
1年前
27

【超短編小説】分(その3)#140字小説

部長から企画書を突き返され、コメントを受けた。このプロジェクトの成否の分水嶺が、ボクには…

やまのぼ
1年前
15

【超短編小説】分(その2)#140字小説

不倫関係を二十年近く続けている。別れ話が出るどころか、関係がますます夫婦以上に深まる。そ…

やまのぼ
1年前
21

【超短編小説】分(その1)#140字小説

部屋が片付いていないと機嫌が悪くなる妻の性分。結婚当初は、痘痕もエクボと愛情で丸め込んできた私なのに。分陰を惜しむ心の狭き了見の私に、今ではいい顔をしない妻。分別盛りのこの齢になっても、お互い様だねと許し合えないなんて。清々しい朝だというのに、離婚を考える自分が、分からなくなる。 【超短編小説】分(その2)を読む 👉