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相続・遺産分割

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記事一覧

法定相続情報証明制度が使えない場合

相続手続において、戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本をそろえる手間が大変で、法務局の法定…

法定相続情報証明制度

 亡くなられた方の保有されていた財産の名義変更などの相続関係の手続には、戸籍謄本・除籍謄…

配偶者居住権5~注意点・問題点

 こんにちは。この記事を開いていただきありがとうございます。  配偶者居住権について要件…

遺産分割(調停)の進み方

 遺産分割の協議や協議がまとまらず調停となった場合、どのような観点から進めていくのか、東…

相続人に遺贈や贈与があった場合~特別受益と持戻し免除の意思表示

特別受益と持戻し 相続人に対して、被相続人から相続開始前に贈与がされたり、遺言で遺贈があ…

遺産の分割前に遺産に属する財産が処分された場合の遺産の範囲

 相続人が複数いる、共同相続の場合の相続財産は、原則として相続人の共有になります(民法8…

寄与分・特別の寄与の制度

「寄与分」とは 被相続人の事業の手伝い等をしたり、身の回りの世話や看護をして、被相続人の財産形成(増加)や維持に貢献をしていた相続人に対し、相続財産から分配をすることを認める制度のことを寄与分といいます(民法904条の2)。  全体の相続財産からまず寄与分を控除し、残りの財産を相続財産として相続分に応じて分割することになります。  よく「寄与分がある」と主張されるケースもありますが、そもそも遺産分割でもめているケースで、相続人間で寄与分を認める合意をすることは難しいです。

配偶者居住権4~消滅

配偶者居住権が消滅する場合は、 1 存続期間の満了(民法1036条・597条1項:使用貸借の期間…

配偶者居住権3~小規模宅地等の特例

小規模宅地等の特例 配偶者等にとって相続税の軽減措置として大きなものに小規模宅地等の特例…

配偶者居住権2~評価方法

評価方法  遺産分割などにおいて配偶者居住権の評価方法については、民法には規定がありませ…

配偶者居住権1

配偶者居住権とは 配偶者が相続開始時に居住していた被相続人の所有建物を対象として、終身又…

遺産分割前の預貯金の払戻しの制度

 平成31年相続法改正で、預貯金に関する取り扱いも大きく変わりました。 平成28年12月以前 …

配偶者短期居住権

 配偶者短期居住権(民法1037条~1041条)とは、被相続人の配偶者が相続開始の時に被相続人所…