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中日・髙橋宏が史上5人目の交流戦防御率0.00!ディグプロ6月21日

 竜の若きエースが、球団初の交流戦防御率0.00を記録しました。
 今回は、6月21日に行われた1試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。

楽天対中日戦

楽天モバイルパーク宮城

18:00プレイボール

スコア 楽天2-5中日

スタメン
楽天        中日
1 中 辰己    1 左 大島
2 二 小深田大翔 2 二 村松
3 右 小郷    3 中 岡林
4 指 浅村    4 右 細川成
5 左 岡島    5 指 石川昂
6 三 鈴木大地  6 一 福田永
7 一 渡邊佳   7 三 福永裕
8 捕 安田悠   8 遊 龍空
9 遊 山﨑剛   9 捕 石橋
  投 瀧中      投 髙橋宏

 楽天は6月1日ぶり、中19日で瀧中、中日は中7日で髙橋宏が先発します。

 ここまで交流戦防御率0.00の快投を続けている中日先発の髙橋宏。この試合も自責点0に抑えれば、史上5人目の快挙となります。
 そんなプレッシャーがある中、髙橋宏は強気のピッチングを披露。150キロ越えのストレートで追い込んでから140キロ台のスプリットで空振りを取るピッチングスタイルを確立し、6回終了時点で無失点の好内容を見せます。

 中日は細川成の9号ソロなどで0-5と先制に成功しますが、7回にピンチを招きます。
 一死から四球とエラーで一、三塁としてしまうと、3番・小郷。初球でピッチャーゴロに仕留めたかと思いきや、髙橋宏がまさかの悪送球。自身のエラーで1点を失います。
 さらに続く浅村もショートゴロに打ち取ったものの、守備に乱れがあり三塁ランナーの生還を許します。
 しかし、ここは2失点で乗り切りチェンジ。23回連続無失点は途切れたものの、どちらも自責点には含まれず、6回3分の2を投げ2失点(自責点0)の好投でマウンドを降ります。それでも、

 「負けがついてもおかしくない試合。防御率0・00で終われたのは奇跡です」。

中日スポーツ 2023年6月22日 5:45配信の記事より一部抜粋。

 と降板後に語った髙橋宏の顔に笑顔はありませんでした。

 とはいえ、7回途中までを2失点にまとめたそのピッチングはさすが。後を受けた福、清水達も無失点で繋ぐと、3点リードの9回は守護神・R.マルティネスが三者凡退締め。
 中日が交流戦最後の試合を勝利で飾りました。

勝利投手 髙橋宏斗(3勝6敗)
敗戦投手 瀧中瞭太(2勝4敗)
セーブ R.マルティネス(1勝1敗15S)
本塁打
中日:細川成也9号ソロ

楽天先発の瀧中。序盤3イニングで4失点するなど、5回5失点で4敗目を喫しました。
中日先発の髙橋宏。6回3分の2を投げ2失点(自責点0)で、史上5人目となる交流戦防御率0.00を達成しました。
3回、追加点となる9号ソロを放つ中日・細川成。

順位表

パリーグ
順位 チーム名   勝利-敗戦-引分  G差
1位 オリックス  37-26- 2 ---
2位 ソフトバンク 34-25- 2 1.0
3位 ロッテ    32-24- 4 1.5
4位 日本ハム   31-35- 0 7.5
5位 楽天     26-35- 1 10.0
6位 西武     25-38- 1 12.0

セリーグ
順位 チーム名   勝利-敗戦-引分  G差
1位 阪神     38-24- 2 ---
2位 DeNA   35-26- 1 2.5
3位 巨人     34-31- 0 5.5
4位 広島     33-31- 0 6.0
5位 ヤクルト   24-39- 2 14.5
6位 中日     24-39- 1 14.5

まとめ

 さて、これで交流戦の全試合が終了しました。今年は4チームが同率1位になるという珍事が発生し、得失点差で優劣がつくというとても競った展開となりました。結果的にはDeNAが初の優勝を飾りましたが、どの4チームが首位になってもおかしくないような過程がありました。
 また、全体的に見てもセリーグ52勝2分、パリーグ54勝2分と非常に互角な戦いをしていました。いつもとは違うリーグ相手に無双をするスター選手もいれば、この交流戦でまた新たな記録が生まれたりと、観ていてとても楽しい交流戦でしたね。
 23日からは、また通常のペナントレースが始まります。交流戦の勢いをどれだけここに持ってこられるか、あるいは悪い空気を断ち切れるかが始めのカードの焦点となってきます。前半戦の終わりも差し迫る今、他チームを出し抜くのはどのチームでしょうか。

出典・画像引用元

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