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円キャリートレードとドル・円相場-2023年以降は抑制気味

円キャリートレードとは、低金利の円を借り入れて、より高金利の外国通貨で運用することで金利差益を得る取引のこと。

具体的には、日本の低金利の円を調達し、それを外貨、たとえばドルに換えて高金利国の資産で運用することで、金利差収益を得ることを目的としている。

この取引が活発になると、円売りが増えて円安要因となり、解消が進むと円高要因になる傾向がある。

円キャリートレードにおけるリスク指標には、外国銀行在日支店の主要資産があり、外国銀行の在日支店の資産が減少すると、円キャリートレードの活発化が抑制される。

しかし、為替変動リスクが高まると、金利差収益以上に為替差損が発生する可能性があるため、リスクが高くなる。

グラフ(日本銀行データ検索サイトより作成)

左軸(億円) 本支店勘定/資産
【外国銀行在日支店の主要資産・負債(月末)】
右軸(ドル・円 スポット 1ドルあたり円)
東京市場  中心相場/月末 


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