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サーフィン東京オリンピック出場選手のフリーサーフィン動画集とInstagramアカウント一覧

2021/7/25-7/27の会期で史上初のオリンピック・サーフィン競技が開催されました。日本での開催で波のサイズが心配されましたが、結果的に台風スウェルによるビッグウェーブが到来。男女共に日本人選手のメダル獲得もあり、ドラマチックな展開になりました。本noteは、オリンピック終了後もお楽しみいただける内容になっていますので、ぜひチェックしてみてください。

サーフィンがオリンピック競技に

2021年7月23日に開幕した東京オリンピック。サーフィンは初めてオリンピック競技の仲間入りをしました。世界各地から選ばれた男女各20名のサーファーたちが、千葉県・一宮町の釣ヶ崎海岸(ポイント名:志田下)に集結。サーフィン史上初のメダリストを目指して競います。サーフィンの会期は予備日も含めて7月25日(日)〜8月1日(日)。

サーフィンのコンテスト(試合)は、いわゆる採点競技です。技の難易度や革新性、その種類と組み合わせ、スピード・パワー・フローなど、定められた審査基準に沿ってジャッジ(審査委員)が得点をつけます。オリンピックでは審査員が5名。選手が一つの波に乗る度に、それぞれ10点満点で採点されます。最高点と最低点の2つはスコアは無視され、残り3つの平均点がその波の得点となり選手にカウントされます。

選手は1回のヒート(*試合のこと)で乗る波の本数に制限はありませんが、最終的に自分の得点となるのは、最も高い点数を出した2本の波のみ。つまり、1ヒートの最高得点は20点です。

1回のヒートは20分〜35分。波のコンディションによって一試合あたりの時間は変動します。自然を相手にした競技ならではの、他のスポーツにはない特徴かもしれません。

なお、今回のオリンピックは個人戦のみ。またサーフィンのジャンルは、ショートボードのみです。スラスター(フィンが3つのサーフボード)に乗って競う競技となります。金メダルに辿りつくには5つのラウンド(第1ラウンドで負けた選手は6つ)を勝ち抜く必要があります。

開催期間とオンラインライブ&TV生放送時間

東京2020のサーフィン競技開催期間は7月25日〜8月1日の内の4日間。波のコンディションが良ければ最初の4日間で全ての試合が行われます。

オンラインでライブを観るには

民放オリンピック公式動画サイト「gorin.jp」では第1ラウンドから決勝まで、全ての試合がライブ視聴できる予定です。現在のスケジュールはこちら。【7/27追記:7/27に決勝まで全ての試合が開催されました】


7/25(日)6:55 - 16:23
サーフィン男子/女子 第1~第2ラウンド

7/26(月)6:55 - 16:43
サーフィン男子/女子 第3ラウンド

7/27(火)6:55 - 14:23
サーフィン男子/女子 準々決勝~準決勝

7/28(水)8:00 - 11:35
サーフィン 男女 決勝/3位決定戦

TVで生放送を観るには

地上波ではTBSで7/28の男女 決勝/3位決定戦の生放送が予定されています。

2021年7月28日(水)8:00 -
サーフィン 男女 決勝/3位決定戦

なお、これらのスケジュールは波のコンディションによって変更になる可能性があるので、最新情報は公式サイトで随時チェックするようにしましょう。【7/27追記:7/27に決勝まで全ての試合が開催されました】

競うサーフィンとフリーサーフィン

さて、オリンピック競技になったサーフィン・コンテスト、「競うサーフィン」についてここまで説明してきましたが、実はNobodySurfでは普段これらの競技映像は紹介していません。というのも、NobodySurfは「競うサーフィン」と対極にある「自由なサーフィン」、いわゆる「フリーサーフィン」をテーマにした映像作品や動画を世界に広めることにフォーカスした場所だからです。

では、なぜこのnoteを書いているのか。それは今回東京に集結したコンテスト・サーファーたちのフリーサーフィンを観て欲しいと思ったから。コンテストに出場する選手の中には、フリーサーフィンにおいても素晴らしい映像を残しているサーファーが多くいるのです。

競技としてのサーフィンの魅力は今回のオリンピックや、WSL(World Surf League)が主催する世界最高峰のサーフィン大会ツアー・CT(Championship Tour)で味わうことができますが、世界トップレベルの超人選手たちが、色々な制約から解き放たれた環境で自由にサーフィンする姿からはまた全く別のサーフィンの楽しさを感じることができます。

コンテストが好きな人も、コンテストをきっかけに今回初めてサーフィンに興味を持った人も、フリーサーフィン映像に触れることでよりサーフィンの楽しさを感じることができるようになれば最高です。

東京オリンピック出場サーファーのフリーサーフィン動画とInstagramアカウント一覧

というわけで、NobodySurfセレクトの「東京オリンピック出場選手のフリーサーフィン動画」を紹介します。一部のコンテスト・サーファーはフリーサーフィン映像を残す活動を行っていないため、男女各20名全員分はありませんが、NobodySurfで視聴可能な約30作品をお届けします。また選手の顔や人となりが分かるように、各選手のInstagramアカウントも合わせてご紹介します。

チーム・ブラジル🇧🇷

まずは優勝候補筆頭の選手を複数抱えるブラジルから。ブラジリアン・ストームと形容される激しい勢いで過去5年コンテスト・シーンを席巻している同国からは男子2名・女子2名がオリンピックに出場します。男子は2人とも世界チャンピオンの経験を持つGabriel Medina(ガブリエル・メディナ)とItalo Ferreira(イタロ・フェレイラ)。オリンピック開始時点で、2021 Men's Championship Tour(CT)でもランキング1位と2位のこの2名。文字通り、コンテスト界の現役最強選手であり、いずれも金メダル最有力候補です。【7/27追記:イタロ・フェレイラが金メダルに輝きました🥇 ガブリエル・メディナは4位と惜しくもメダルを逃しました。】

Gabriel Medina(ガブリエル・メディナ)

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Italo Ferreira(イタロ・フェレイラ)

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女子は、Tatiana Weston-Webb(タティアナ・ウェストンウェブ)とSilvana Lima(シルバナ・リマ)の2名。タティアナは2021 Women's Championship Tour(CT)で現在4位。有力なメダル候補です。シルバナは元CT選手。女性サーファーでエアリアル(*空中に飛び出す技)を取り入れた先駆者的サーファー。

Tatiana Weston-Webb(タティアナ・ウェストンウェブ)

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Silvana Lima(シルバナ・リマ)

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チーム・USA🇺🇸

サーフィン大国のアメリカからも男女各2名が出場。ブラジルと並んでメダル候補の筆頭です。男子はJohn John Florence(ジョン・ジョン・フローレンス)とKolohe Andino(コロヘ・アンディーノ)。CTで世界チャンピンを経験しているジョン・ジョン、いつその地位に辿り着いてもおかしくないコロヘ、いずれも人気実力共に世界トップクラス。直前まで2人とも怪我をして参加が危ぶまれていましたが、共に本番までに回復することができました。

John John Florence(ジョン・ジョン・フローレンス)

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Kolohe Andino(コロヘ・アンディーノ)

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女子はCarissa Moore(カリッサ・ムーア)とCaroline Marks(カロライン・マークス)の2名。ハワイ出身のカリッサは世界チャンピオンに4度輝き、本年もCTランキング1位の圧倒的金メダル候補。フロリダ出身のカロラインも6位と若手再注目選手。2人とも表彰台に上がってもおかしくない強力なチームです。【7/27追記:カリッサ・ムーアが金メダルに輝きました🥇 カロライン・マークスは4位と惜しくもメダルを逃しました。】

Carissa Moore(カリッサ・ムーア)

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Caroline Marks(カロライン・マークス)

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チーム・オーストラリア🇦🇺

サーフィンが国技であるオーストラリアからも男女各2名が参加。男子はOwen Wright(オーウェン・ライト)、Julian Wilson(ジュリアン・ウィルソン)の2名。いずれも経験豊富な現役CTサーファー。ジュリアンはオリンピック直前に、今後のCTに参加しないことを発表しコンテストの世界から距離を置くことに。本オリンピックにかける想いは人一倍強いかもしれません。【7/27追記:オーウェン・ライトが銅メダルに輝きました🥉】

Owen Wright(オーウェン・ライト)

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Julian Wilson(ジュリアン・ウィルソン)

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米国と並んで強力なオーストラリア女子チーム。世界チャンピオンに7度輝き、現在もランキング5位の生きる伝説・Stephanie Gilmore(ステファニー・ギルモア)。コンテストの世界でも歴史に残る成績を収めながら、フリーサーフィンの世界においてもその圧倒的なサーフィンのスタイルから素晴らしい映像作品を数多く残しています。フリーサーフィンの時はツインフィンに乗っている時間の方が多いとか。誰よりもかっこいい、スタイリッシュなサーファーです。そして、同じく現役CTサーファーであり現在世界3位のSally Fitzgibbons(サリー・フィッツギボンズ)。サリーは一言で表すと超エリートアスリート。10代の時は中距離の陸上選手として活躍し、2007年のユース・オリンピックでは800mと1500mで優勝しているという強者。陸上選手としてオリンピックを目指すか、プロサーファーとして世界チャンピオンを目指すかという究極の選択を経て、結果的にサーフィン選手としてオリンピック出場を果たすという夢を叶えたサーファーです。

Stephanie Gilmore(ステファニー・ギルモア)

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Sally Fitzgibbons(サリー・フィッツギボンズ)

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チーム・日本🇯🇵

開催国・日本からも男女各2名が出場。男子はKanoa Igarashi(五十嵐カノア)とHiroto Ohhara(大原洋人)。カノアは現役CT選手で現在世界6位。カリフォルニア生まれ、カリフォルニア育ち、複数の言語を巧みに操り、世界を飛び回って活躍する、日本人初の世界チャンピオンに最も近い選手です。大原洋人は、歴史ある世界のサーフィン大会「US OPEN」で2015年に優勝した実力者。そして開催地である釣ヶ崎海岸(志田下)がホームポイント。地元の熱い期待を背負って表彰台を目指します。【7/27追記:五十嵐カノアが銀メダルに輝きました🥈】

Kanoa Igarashi(五十嵐カノア)

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Hiroto Ohhara(大原洋人)

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女子チームはハワイ生まれのMahina Maeda(前田マヒナ)と現在CTにも出場しているAmuro Tsuzuki(都筑有夢路)。両名ともジュニア時代に世界を制覇した経験を持つ有力若手選手です。フリーサーフィン映像はYouTubeからご紹介します。【7/27追記:都筑有夢路が銅メダルに輝きました🥉】

Mahina Maeda(前田マヒナ)

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Amuro Tsuzuki(都筑有夢路)

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チーム・フランス🇫🇷

ヨーロッパにおけるサーフィンの中心地、フランスからも男女各2名が参加。4人中3名が現役CT選手、1名は元CTという強力な布陣。男子はレユニオン島出身のJeremy Flores(ジェレミー・フローレス)とタヒチ出身のMichel Bourez(ミシェル・ボレーズ)。女子は現在CT世界ランキング2位のJohanne Defay(ジョアン・ドフェ)と元CT選手・Pauline Ado(ポーリン・アド)。

Jeremy Flores(ジェレミー・フローレス)

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Michel Bourez(ミシェル・ボレーズ)

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Johanne Defay(ジョアン・ドフェ)

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Pauline Ado(ポーリン・アド)

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チーム・ペルー🇵🇪

男子はMiguel Tudela(ミゲル・トゥデラ)、Lucca Mesinas(ルカ・メッシーナ)。女子はDaniella Rosas(ダニエヤ・ロサス)とSofia Mulanovich(ソフィア・ムラノビッチ)。

Miguel Tudela(ミゲル・トゥデラ)

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Lucca Mesinas(ルカ・メッシーナ)

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Daniella Rosas(ダニエヤ・ロサス)

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Sofia Mulanovich(ソフィア・ムラノビッチ)

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チーム・ポルトガル🇵🇹

男子は現役CTサーファー、Frederico Morais(フレデリコ・モライス)1名。女子はYolanda Sequeria(ヨランダ・セケリア)とTeresa Bonvalot(テレサ・ボンヴァロ)の2名。

Frederico Morais(フレデリコ・モライス)

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Yolanda Sequeria(ヨランダ・セケリア)

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Teresa Bonvalot(テレサ・ボンヴァロ)

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チーム・コスタリカ🇨🇷

現役CTサーファーのBrisa Hennessy(ブリサ・ヘネシー)と、Leilani McGonagle(レイラニ・マクゴナグル)の女子2名。

Brisa Hennessy(ブリサ・ヘネシー)

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Leilani McGonagle(レイラニ・マクゴナグル)

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チーム・ニュージーランド🇳🇿

ニュージーラインドからは男子・Billy Stairmand(ビリー・ステアマンド)と女子・Ella Williams(エラ・ウィリアムズ)の2名。

Billy Stairmand(ビリー・ステアマンド)

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Ella Williams(エラ・ウィリアムズ)

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チーム・チリ🇨🇱

Manuel Selman(マヌエル・セルマン)

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チーム・エクアドル🇪🇨

Dominic Barona(ドミニク・バロナ)

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チーム・ドイツ🇩🇪

Leon Glatzer(レオン・グラツァー)

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チーム・インドネシア🇮🇩

Rio Waida(リオ・ワイダ)

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チーム・イスラエル🇮🇱

Anat Lelior(アナト・レリオル)

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チーム・イタリア🇮🇹

Leonardo Fioravanti(レオナルド・フィオラバンティ)

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チーム・モロッコ🇲🇦

Ramzi Boukhiam(ラムジ・ブーヒアム)

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チーム・南アフリカ🇿🇦

Bianca Buitendag(ビアンカ・ベイテンダグ)

元CTサーファーのビアンカ・ベイテンダグ。長身から繰り出される大きなラインが特徴のサーファーです。【7/27追記:銅メダルに輝きました🥉】

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チーム・アルゼンチン🇦🇷

Leandro Usuna(レアンドロ・ウスナ)

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それではみなさん各々自由な形でサーフィンをお楽しみください。感想などぜひコメントやツイートいただけると嬉しいです。この記事が面白かったよという方は、ぜひ「サポート」ボタンから記事のオススメや支援をいただけると励みになります。

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