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版画を作る

版画で作品を作る。
初等教育を受けていた時、1度はやったことがあるのではないではあろうか。

木版に彫りを入れて、色を与え、押す。

当時は作品の完成に夢中で
それ以外のことを考えたことは無かった。

しかし成長を繰り返した現在地において、
このプロセスの強み、万能さに気づいたのは
きっと私だけではないはず。

今回はそんな版画に秘められた力を、
人生にどのように登用するかを考えたいね。

さて、本題に入るか。

言ってしまえば簡単な話で、
「版画を作る」≒「マニュアルを作る」なのだ。

マニュアルは現代でいうと、ポジティブにもネガティブにも取られる言葉だよね。

でもこいつ自体は物凄いやつで

それに沿ったプロセスを踏むと、
誰もがある一定の結果は
保証されるという確実性が
マニュアルの売りだと思っている。

素晴らしい!!!!
下振れるリスクを極力減らせるというのは
メンタル的に凄く優しいんだ。

問題はその堅苦しさ、敷居の高さ、ある種の不自由さ、高すぎる汎用性。

言語化した上の明瞭さを
いちいち求められるのは、ストレスなのだ。
誰もが納得し、実践できるものだと
色がなくなってしまうのだ。

もっと曖昧でいい。
もっと簡単でいい。
それでいて、自分だけのものでいい。

最低限の外枠が用意されていて、
ちょっとした絵が描かれていたら。

あとは、場面に押し付けるだけだ。

人生なんて割と修正が効くもんだよ。

そんなにフレキシブルだからこそ

自由すぎる生き方は、返って迷いを作る。




えー、、、うん、、




それなら。
ある程度の箱庭を用意して、そこに押し付ける版画を作ることが大切なのではないか。

誰に理解してもらうわけではない、
自分だけの定型を、生きやすい定形を作るのが大切なのではないか。

マニュアルとは違う、版画を。

あなただけの芸術を、あなただけの人生を。

それを描くのが楽しくなるように。

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