生きるコスト。(長女のわだかまりVer.)

ある年の終わりのことだった。

母親に50万を貸した。

その年、身内親戚が立て続けに3人入院していた。
だから仕方ないと思った。
実家に入れている生活費が少なかったかもという自覚もあったので、

「返さなくてもいいよ」と私は言った。

「ただもっと早いタイミングで言ってほしかったな」
たまたま車を買い替えようと思っていて一時的に貯金があって、そのお金だった。
タイミングが悪ければなかったかもしれない。
もっと小さい額のうちならば家に入れる生活費を増やすなりしたよ、と言った。

母親は謝罪の後、「来年になったら返す」と言った。

半年後に、私名義で積立していた貯金が満期になるのだと言った。
ならば返ってくるのか、と思った。

思ったのだが。

ここまで読まれた方の予想通り、お金は返ってこなかった。
満期になった積立も使い果たしたらしい。

流石に説教した。


そもそも最初に「返さなくてもいいよ」と私の方から言っていたのに、
「返す」と言ってきたのは母親の方である。
だったら期待するのは当然のことだろう。

「ごめん生活費暫く入れなくていいから、前借にさせて」
母親は平謝りした。
「お金ないつって金借りてきたのに入れなかったらまたないって言ってくるんじゃないの? 信じらんないんだけど」
私は激怒した。
「積立って妹たちの分もしてるの?」
「してる」
「じゃあ妹たちの積み立ても自分たちで使ってね。妹たちには渡さないでね。私の分だけがなくなったんだったら納得できないから」

というわけで妹たちの積み立てもなくなったがそれは親のせいなので私を恨まないでほしい。
まあ原因となる入院費の一部を使ったのは妹たちとその家族なので正当であろう。
(妹は2人おり、入院したのは妹1本人と、妹2の家族である)
(あと祖母)(これは仕方がないが)

しかし積立と合わせて都合100万、何に飛んだんだろう。
保険も勿論使っているはずなのだが。
母も浪費家ではないはずなのだが。

ちなみにこれ以前に妹1に20万貸したこともあるんだけどそれについては病気の治療中だったのでノーカンにしている。が内心実家には70万貸しがあると思って生きている。

まあそんなこんなで、金の事で親を頼ることは一生できないんだろうなと思っている。

妹1はその日暮らしだし、妹2は一時期生活費を入れてなかったらしい。

わたしときたらなんて親孝行な娘なんだろう。涙が出ちゃう。

えらいので親に50万をあげた上で、
ちゃんと車は貯金+ボーナス一括で新車買いました。
えらすぎる。涙が出ちゃう。

だから政府、ガソリン代下げて…………(地方民の死)

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