ぜんそく
今、病院の待合室にいる。
ぜんそくの診察だ。
生後7ヶ月で小児喘息となり、小学校1年から4年くらいまで、毎週水曜日に早退して病院で注射を打ってもらっていた。
そのおかげか、高学年からは発作は出なくなり、普通の子供と同じように運動もできるようになった。
高校になると、私の世代はヤンキー全盛期の時代。昭和の男はタバコを吸うのが当たり前。
17歳からタバコを吸い始めた。
最初はカッコだけつけたかった。
だが気がつけば中毒となっていった。ヘビースモーカー。
タバコはいまいち体にあっていなかった。だが、吸わずにはいられない。
酒を飲み出すとチェーンスモーカーとなり、一晩に2箱、3箱吸ってしまう。
もう呼吸が煙だ。
45歳になって、急にタバコを吸うのが苦しくなった。
喘息と診断された。
タバコをやめた。
それからもう10年以上が立った。
喘息は薬と吸入でなんとか抑えてはいる。
ツケといつのは回ってくるものだ。
小さい時に喘息だったのに、体に合わないタバコを吸い続けた結果がこれだ。
若い時には気づかなかったが、この歳になると、健康が一番大事なんだとあらためて気がつく。
亡くなったアントニオ猪木も言っていた。
元気があればなんでもできる。
その通り。
若い時はお金がなくてもなんでも楽しかったといま、思い出した。
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