見出し画像

介護はチーム戦

初めて歩行器を調べていたとき、介護という意識をまったくもっていなかった。

1度目の転倒から2ヶ月後、1人で歩くことができていたけれどやや不安定だったため、なにか補助的なものはないかと調べていたらシルバーカーや歩行器というものを知り、いつか購入、もしくはレンタルするときのために覚えておこうと思った。

そしてとうとう我が家に歩行器がやってくる。

先日リハビリの先生から歩行器があると外へ出かけやすくなるんじゃないかと提案があり、待ってました!!とばかりに私これがいいと思うんですよ!かっこいいなぁ〜と思ってたんですよねぇ!とはしゃぎながら話した。あ!もちろん、母に合うやつが一番ですけどね!と付け加えて。

契約している介護用品レンタルの会社のカタログから歩行器を探し、以前調べた製品を探してみたけど残念ながらなかった。けれどいいのあった。真っ先に選んだの小回りが利くリトルターン。

ゆるやかなラインとお買い物バックが可愛い。

ただね、これが母に合うと限らないからこれとは異なる機能を持つ歩行器をいくつか用意してもらうことにした。

リトルターンはその名の通り、小回りを効くタイプの歩行器で前輪が固定されていないため、小回りが利きすぎて怖いという意見もあるそうだ。確かにそれは母にも起こり得るため前輪が固定されているタイプと、肘を乗せられるタイプのものもあるため、計3つを持ってきてもらい母にためしてもらう。

せっかくなのでリハビリの先生が来る日に介護用品レンタルの方にも来てもらい、母にあったものを選んでもらおうと思いついた。タイミングよくケアマネジャーさんからも連絡が入ったので、同じ日に来てもらうことにした。ただこんな時期なので、密にならないよう、少し時間をずらし来てもらうことにした。そんな調整をしていたら介護はチーム戦なんだと思った。

歩行器があるといいかもとリハビリの先生が提案してくれたあとにケアマネジャーさんから連絡があってレンタルする際のアドバイスをくれた。介護用品レンタルの方は器具について毎回丁寧に教えてくれる。毎週母の体調を観察してくれているリハビリの先生がきっと最適なものを選んでくれるに違いなく、母を中心に専門分野の方たちが連結し最適な道筋を探っていき、母をみんなでサポートする。

私の役割は事務手続きと調整、それぞれの方たちのアドバイスを集約し母にわかりやすく伝え、日々の観察を各分野の方たちにフィードバックすること。口喧嘩が相変わらず多いけど、最近はリハビリの先生にこんなことやってるのダメですよ?と報告して味方につけようとするから母がズルいと言っている。それでもやめてくれないからやや困る。

母が転倒して半年ぐらいの間、何をどうするかすべて私一人で決めなければならならず辛い日々だったけれど、いまではこんなにも助けてくれる人いることにとても救われている。

願わくば、私のお気に入りの歩行器が母に合いますようにと超絶祈っている。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。