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どこで買うかを諦めない

リモートワークになってから特にAmazonで買うことが極端に増えた。以前は仕事帰りにふらっと立ち寄って買えていた日用品が、今では隣駅か15分ぐらい電車に乗って大きな街へ買い出しに行かなければ買えない。でも探しに行ったものの見つからず結局Amazonや別の量販店のサイトで買うことになることも多い。(筆ペンの換え芯やモレスキンがどこにも売ってなくてわりとショックだった)

でも、買う度に後ろめたさがある。Amazonで買う理由は安さもあるけれど、大きな理由は送料。細かなものを店舗ごとで買っていたらその度に送料がかかってしまうからそれを避けるためにAmazon一択になってしまうのだけれど、このコロナ禍で続けていたら、好きなお店が知らぬ間になくなってしまうかもしれないし、地域への貢献もできない。自分ができる効率的な経済の回し方は、近所や好きなお店で買うほうが良い。利益率が高い。

本に関して電子書籍以外はAmazonで買うことを止め、e-honから近くの書店に取り寄せて購入している。

問題は定期的に購入している日用品。亀の子束子と亀の子スポンジを愛用しているのだけれどこれが近くのお店で売っていない。ネットで見ればどこでも売っているのに悔しい。

本社が滝野川にあるだなんて知らなかった。そういえば願書出しにいったことあるな。谷中のお店行ってみたい。

数ヶ月前にスポンジがどうしても必要だったから何かと合わせてAmazonで買ってしまい負けを味わったので、たわしは絶対にAmazon以外で買うぞと意気込みどこで買うか吟味。

高円寺にある日用品を扱うcotogoto。何度か行ったこともあるお店で、読み物コンテンツが充実している。

母がお椀が欲しいと言っているのでその願いも叶いそうと思ったけれど、どれも売り切れのため一旦保留。

わざわざも好きなお店のひとつ。爪切りが欲しかったから合わせて買えそうだけれど、お椀が少なく高い。一つ6000円もするお椀を買うだなんて母に言えない。こちらも保留。

日用品はもっぱらふらっと寄る雑貨屋さんや東急ハンズ・ロフトで買うことが多かったから結局ネットでも東急ハンズやロフトで買いたくなるのだけれど、それってAmazonで買うこととさほど変わらないように思う、なんて思い始めたらそもそも普段から量販店で買ってきていたことを痛感する。量販店ってホント便利。

こういことに直面すると考えることというのは本当に面倒なことで、考えることをやめ手っ取り早い方法を選びがちになることが分かる。でも絶対に止めたくない。ネットのどこでも買えるものだからこそ好きなところで買いたい。それに好きでもないところにお金を使いたくない。芸人・ヒロシが話していたことがとても好き。

「これを買うと誰が儲かるか?」を基準に、お金を使うか決める

一時期は物を買う時に「これを買ったら、誰が儲かるか?」を考えていました。例えば、お店で気に入った服を見つけても、その商品の“先”を辿ってデザイナーやメーカーの社長がチャラくて気に食わないと思ったら買わないとか。それでも欲しいと思えば別ですけど、まずは一回そう考えてみると、意外と我慢というか無駄遣いをセーブできるんですよ。だって、そいつが儲かってモテるために僕がお金を落とすなんて腹が立つじゃないですか。

お金を落とすなんて腹が立つじゃないですかって気持ちすごくよく分かる。足元を見てくるような欲求を高められたとき、誰が儲かるのかを考え、こんなズルいことをする奴らが儲かるなんて絶対嫌だと思うと、その欲求がすっとなくなっていったりした。そのおかげで無駄使いもセーブできるし、自分の欲求を思うがままにせず一旦立ち止まれる。

特にいまはお金がどこへ届くのか理解しなければそれが生死を分ける。飲食・旅行業界を見てその思いは強くなった。

たわし1個を買うのにこんな苦労するとは思っていなかったけれど、今日もまた(2度目)たわしを買うお店を探せず断念。時間だけが過ぎ去りこのコストは、、、と考えたらきりがないけれど、どこで買うかを諦めない。



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