先生からの問いのおかげで5分診療でも満足したその理由

3ヶ月ぶりの病院へ行き、5分ほどお話して診察室を後にした。病院へ行っている理由は栄養補充的もらっている薬を処方してもらうのが目的がほとんどで、先生がもう来なくて大丈夫と言われたら通うのをやめようかと母と話しているけど、整形外科の先生ってそうは言わないものなのかな。

でもたった5分でも先生とはないする意味は大きいと今回は特に思った。

「何か変わりないですか?」の返答に母は「特になにもないです」なんていうから、いやいやあるだろと「以前よりも歩ける時間や距離が長くなったのでその分腰の痛みが以前よりもあるみたいです」と答えた。脊柱菅狭窄症はじっとしていると痛みはなく動けると痛みが出てくるものだと教えてくれたのは今の先生で、動きたい範囲と痛みの兼ね合いで手術を検討すべきと話してくれた。

「動けるようになったのは良いことですね。体重は増えていないですか?」の質問に、母も私も苦笑い。

母「増えました…」
先生「それはダメだね。体が動かなくなってしまうから減らさないと」
母「毎日散歩に行っています」
先生「それでは減らない。体重はお腹を減らさないと減らないよ。運動だけじゃ無理」

と、きっぱり運動を否定。
母だけでなく、私にも耳が痛い話だった。

帰りに母と、やっぱりダメだってね。しかも運動じゃ無理だから食べるのどうにかしないとねぇ、そうねぇ、と二人してやっぱりねってことを言われてたので、食生活を見直し野菜をいっぱい取ろうというところから始めることに決めた。

診察を終えて時間を見てみたら5分ぐらいしか診察を受けていないことに気が付いたけど、もっと話した気になったしとても満足感があった。

それは先生の問いが素晴らしかったからだ。

最初の「何か変わりはありませんか?」では、母と私が返答が異なるように、イメージがしづらいけれど「体重は増えていないですか?」はとても具体的で答えやすいし、それに先生が聞きたかった「変化」をイメージしやすくなった。

このたった一言で診察時間が短くても満足度が全く異なる。以前、心療内科へ行ったことがあるのだけれど、カウンセリングを30分行った後の診察で、部屋には先生1人と助手2人もいて、おかわりないですか?眠れますか?とぼそぼそ小さい声で話す言葉にはい眠れますと答えたものの、もう少し飲んだほうがということで以前と同じ薬出しますね、の診察で6,000円ほどかかった。カウンセリングも合わせてだったからさほど高くはないかもだけれど、カウンセリングはともかくこんな診察でこんな料金毎回取られるだなんて絶対に嫌だと拒否反応が出て、今日から薬なしで絶対に寝てやるとその晩から意気込み、安眠のためのあれこれを行い薬いらずで1週間眠れたため、次に診察行ったときにもう結構ですと2回の通院で終わらせたことがある。

満足感は時間ではない。充実したコミュニケーションが取れれば5分でも十分だった。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。