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役割があることについて 〜 #分身ロボットカフェ に行ってきた

渋谷 QFRONT内のWIRED TOKYO 1999で行われている分身ロボットカフェ DAWNへ行ってきた。

接客してくれるロボットは2種類。

席につくと机の上に、OriHime(オリヒメ)というちっちゃいロボットがいて、難病や重度障害を持つ人たちが「パイロット」となりロボットを遠隔で操作をし、オーダーを取ってくれる。

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私たちの席をアテンドしてくれたのは望月太洋さん。OriHimeの操作やオーダーを取るのに、口でマウスを操作できる器具を使っていると教えてくれた。世の中凄い器具があるんだなぁ。

太洋さんとお話が弾んでいたら、すーーーとコーヒを運んできてくるロボット登場。

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OriHime-D(オリヒメディー)を操作しているもえPさんがコーヒーを運んできてくれて、分身ロボットカフェのことを色々教えてくれた。

パイロットさんはOriHimeとOriHime-D、どうやって決められるんですか?とふと気になったことを伺ったら、体調を考慮して、その日のシフトが決められるという。

どういうことなんだろうかともう少し詳しく聞いたら、行う操作が異なるそうで、もえPさんがOriHime(接客してオーダーを取る)を操作するとき、スマホとタブレットとパソコンを使い、OriHime-D(運ぶ)はパソコンからしか操作できないと教えてくれた。

ちっちゃいかわいいOriHimeの見え姿からは想像できないほどでビックリした。3つの端末を使って操作するとなると体調を考慮してシフトが組まれるということに合点した。

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柚子となんちゃらのなんちゃら。写真を撮るまえに混ぜてしまった・・・。

ご飯を食べていたら別のOriHime-Dがそばに来てくれてまたあれこれパイロットさんとお話をした(ああああ・・・・お名前を思い出せない…)

筋肉が動かない病気で小さい頃から電動車椅子で生活をしていると教えてくれた。最近母が車椅子生活になったこともあって、その悩みを聞いてもらったりした。なんでもかんでも私がやってしまうことがいいことなのかどうか、でもやらないと危ないし的なことを伝えた。

そしたらその方が(だから何でお名前ちゃんと覚えていないんだ…)、「仕事がうまく見つからず、仕事をしていない自分は生きている意味があるのだろうかと悩んでいたけど、でもこのカフェで働くことになって役割が見つかったことがよかった。答えになっているかわからないんですけども・・・」と。

役割。そのことをずっと考えていた。
母が怪我をしてから、私は母の役割をほぼほぼ奪ってしまっていて、それではきっとダメだと思い続けているときだったから、そう話をしてくれたことでなんだか救われたような気がする。ここにいるパイロットさんたちから教えてもらえることはきっともっともっとあるんだろうなぁと思ったら50分の制限はとてつもなく短く感じた。

自分の周りに難病を持つ人がいないということもあって、最初どう話していいいか躊躇してしまったけれど、次回行く機会が訪れるまで、パイロットさんたちともっと会話が弾むようにいろいろなことを勉強していきたいなと思う体験だった。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。