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お母さんはかわいい

ビルケンシュトックで買ったお母さんの黄色い靴、めちゃかわいい。

以前、介護をしている友人がそう言っていたとき、それはどういう感情なんだろうかと全く理解ができなかったのだけれど今ならまるっと同意だ。お母さんはかわいい。

色々ある。やたら私の部屋に入ってきてあれこれ言ったり持ってきたりして様子を伺いに来たり、お土産買って帰ると喜んでくれるし最近では頼んでくるようになったし、私に怒られるから言うこと聞くんだーとか言うようになったり、笑ってる写真を眺めたりもしてしまう。

今年に入ってから不調続きの母との会話で辛いということを発する度にうなじあたりをさすりながら「ヨシヨシ...」するようになった。最初はとても嫌がっていて、親になんてことを!!!なんて怒られたりもしたもんだけど「体に触れること」はケアに効果的のため(頭のてっぺんをヨシヨシするのは失礼かもと思ってうなじにした)事あるごとにうなじを触ってヨシヨシしたり、辛そうなときは手をにぎったりする。

昔、手をつないで歩いている親子(たぶん)の様子を見たとき、私はできるようになるのだろうかと疑心暗鬼だったけれど、初めて手を差し出したときにそれは何の迷いもなく自然だった。

今朝、私の部屋に入ってきてなんかゴソゴソやっていたら、取っ手に頭をぶつけて痛いっっ〜〜〜と言ったあとに「頭ヨシヨシしてと」と普通に言われて笑った。そこヨシヨシして良いんだね。そっか。ヨシヨシ。そんなお母さんがかわいい。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。