散歩に出た自由すぎる母をiPhoneで眺める

セブンイレブンに行くと出かけた母。

母はAirTagを身に着けてもらっているから、出かけている間はiPhoneの探すアプリを起動の画面を常に見ながら仕事をしている。

セブンイレブンの位置にずっとあった母のアイコンがぴゅーーと移動し、突然駅前のスーパーへワープした。

まただ…。母がたまに勝手に目的地を変更する。しかも今日は携帯電話を持っていっていない。まぁでもすぐに帰ってくるかとしばらく仕事をしていたら思っていた3,4倍以上の時間を要しており、母のアイコンはずっとスーパーの位置を指している。おかしい。流石にスーパーに居座るには長すぎる。それとも他の場所へ行ったのか。ひとまず、スーパーへ向かった。近くまで行くとiPhoneがAirTagを検知したようで、矢印の方向を見たら、ウィンドウ越しに友だちとお茶をしている母を見つけた。

そういうことか!!!!!

買い物が終わった後、友だちと遭遇して久しぶりだからお茶をしていたそうだ。切羽詰まるほどに心配はしていなかったけれど、自由にしたいんだったら電話ぐらい持って行ってほしいよ全く。そのあと、母の友だちから電話でそろそろ帰りますから〜とわざわざ電話をくれたから、大体の時間を目安に待っていたら一向に帰ってこない。AirTagはさっきの場所からほんのちょっとズレたところから動いていない。おい、、、今度はなんだよ…。物音がするたびに家の扉ののぞき穴を見てはまだいない、を何度も繰り返し、AirTagやっと近くのコンビニまで移動してきたのは電話があってから30分後。スーパーから母の足でも10分程度なのになぜ30分!

窓から母が帰ってくるのを見ていたら、私を見つけた母がすかさず頭を下げていた。そりゃそうだ。家に扉を開けたら「ごめんなさい」とかしこまった母の声がした。そりゃそうですよ!

いいよいいよ、とりあえず入りなーと。部屋に入り、1つだけお願いをした。出かけたら行き先を変更したくなるんだから、でかけるときはどんなときも携帯電話を持っていってくださいと。はい、わかりましたと返答が丁寧語になっててちょっとおもしろかった。なんでも、帰ろうとしたら今度は別の友だちと遭遇してさらに喋っていたそうだ。

でも、久しぶりに母が私以外の人と話したり、一人出かけて誰かとお茶するだなんてもう2年近くしていなかったから、母の日常を1つ取り戻せてよかったなぁと思った。

本来の使い方ではないと知りつつも、AirTagがあってほんとよかった。なかったら全くどこにいるか検討もつかなくて気が気じゃなかった。

ただもっと自由に動けるようになったときはAirTagでは追跡しずらいからそのときはiPhoneを持って位置情報を共有して常に見ていられるようにしよう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。