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3次元ラプラシアンの極座標表示をMaximaで求める
TwitterのTLで3次元ラプラシアンの極座標表示の手計算の話題が流れていました。手書きで解こうとは全く思えないのでフリーの数式処理ソフトのMaximaで解いてみます。数式処理ソフトを使う時点ですでに力づくなのですがなるべくさらっと見えるように書いてみます。
kill(all);depends(f,[r,tht,phi]);depends([r,tht,phi],[x,y,z]);eqx:x=
ブラックボックスではなくて運動方程式がほしい話
最近は、機構解析ソフトウエアの進歩がいちじるしく、機械構造体ならばほとんど何でも、ソフト上で機械要素を組み上げて動かすことができます。そして、実際に物をつくるよりは、早く安く仕様変更を試してみることができます。それは確かにすばらしいのだが、その機械構造体の本質をつかんでいるとは言いがたくて、現物での試行錯誤を仮想空間での試行錯誤に置き換えただけと感じていました。
力学シミュレーションをしている
非ホロノミック拘束下のラグランジュ方程式を導く二つの流儀
新しい解析力学の教科書が出版された。
近藤慶一著 『解析力学講義ー古典力学を超えてー』
非ホロノミック拘束の章があるので購入した。
私は非ホロノミック拘束系の応用に興味があって勉強中なのだがこれについて書かれているテキストは多くなく私にとってはMUST_BUYである。早速、該当の章を読んでみると、手持の邦書と違う運動方程式を導く手法が書かれているが、二つの手法は等価ではないことが知られている。