マガジンのカバー画像

地域おこし協力隊としてのコラム。

62
2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
運営しているクリエイター

#移住

お試し移住でもワーケーションでもなく。

今年4月に宮城県美里町の地域おこし協力隊となってから、僕はこの地元の移住・定住促進を活動のひとつにしている。東京で暮らしていた3月までの経験を活かしながら、おもに都会の人と地域の“関わりしろ”をデザインするような仕事である。着任前から興味があったことに今こうして取り組めていることには、幸せを覚えなくてはならない。 これまでの美里町は、特にこれといった施策を見せてこなかった。たとえばお試し移住だとかワーケーションのツアーだとか、あの手この手で人を呼び込むほかの自治体を尻目に、

ふと思いついた、新たな移住促進のかたち。

地域おこし協力隊として、まちの移住・定住の促進活動にも取り組ませてもらっている。現段階の我が宮城県美里町にはハッキリ言ってこれといった施策はなく、全国的な知名度で言えばマイナーを極めている状況だ。きょうは上司と共に、関係人口創出に関する民間サービスのオンライン説明会を受けていた。 移住・定住について、界隈的にもうだいぶフェーズが進んでいる。地域に興味がある人に対して無造作に「移住してください!」と伝える自治体は少なくなり、あの手この手で“関わりしろ”を生み出す地域が増えてい

【改めて報告】宮城県美里町の地域おこし協力隊になりました。

僕のことを知ってくれていたり、このnoteを読んでくれていたりする方にとっては「改めて」となりますが、4月より地元である宮城県美里町の地域おこし協力隊となりました。1日の辞令交付式では町長から直々に雇入通知書を頂き、いよいよ新生活が始まったんだなあと身が引き締まる思いです。 なぜ東京での約5年の生活を経てUターンしたのか、その理由は大きく分けて3つあると思っています。ひとつ目は、フリーランスとして活動していく中で一人でできることの限界を感じ、誰かのために自分を活かせないかと

お風呂以外は全部ある。

きのうカギを渡された新居の整備が、着々と進んでいる。電気と水道を開けてもらい、きょうはネットも通った。あと照明やカーテンはニトリで買ってきて、あすの夜からでも“あっち”で生活しようと思っている。地元で一人暮らしすることになるとは、なんとも不思議な感覚になりそうだ。今さらながら。 ただそんな中、唯一ガスだけが通っていない。きのう管理会社に来てもらってはいたのだが、給湯器が壊れてしまっていたのだという。今週中にも新しいものに交換してもらえるらしいが、それまではお湯やコンロが使え

新生活の幕開け。

いよいよ、宮城県美里町の地域おこし協力隊として新年度を迎えた。きょうは辞令交付式。新たな道へと踏み出す職員たちの名前が読み上げられ、委任状の授与が繰り返された。僕はその様子を卒業式のようだなあとノスタルジックに眺めていて、その後、今年度から採用された我々4人の協力隊は壇上で挨拶をさせてもらった。 その4人の協力隊とは、きょうが初めての対面。みんな僕より歳下で、そんな彼らの姿を見ると、ちょっと襟を正すというか背筋を伸ばす自分もいた。が、どうせそんなメッキは簡単に剥がれていくし