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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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#地方創生

課題と魅力を見つめて。

公的施設の利用者による意見交換会を視察してきた。約7年前、とある駅前に建てられた施設。カフェのようでコワーキングスペースのようで、ときにイベント会場にもなる。事業の内容も、起業・創業の支援から地域企業との連携、情報発信など多岐に渡る。また利用者の属性も、定年を迎えた方から主婦の方、リモートワークをこなす会社員やフリーランス、そして学生など、じつに多種多様。そんなまちの幅広い人が繋がりを持ち、それぞれの活動を推進させられるような施設である。 今回の意見交換会は、おもにこれまで

まちおこしにおける「伝える」の重要性。

地域おこし協力隊として仕事をしていると、伝えることの重要性を感じさせられる。 たとえば観光地を持たない地域が、関係人口をつくりたいと考えていたとする。別にそこは、これまで何にもしていなかったわけじゃない。個人で頑張っているような個性的な事業者がいて、オリジナルの商品があって、ちゃんと地元のお客さんもいる。行政側にだって、事業者や顧客を支援する仕組みもあったりする。では、なぜ町外の人に“関わりしろ”がないのか。話題性が足りないと感じてしまうのか。 それは、しっかり伝わってい