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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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2023年11月の記事一覧

本質に気がつけば。

とある地域のカフェで働く青年がいる。大学院にまで進学してまちづくりや居場所づくりを学んだ彼は、いま店主としてお客さんに料理や笑顔を振り撒く。つい先日会う機会があり話してみると、カフェの本質について教えてくれた。 それはすなわち「居心地の良さ」だと彼は話す。コーヒーや料理だけでなく、インテリアを含めた空間としてもアプローチが不可欠で、もっと言えば店員の立ち振る舞いにも気を配る必要があるという。そのため、彼は彼自身の接客と向き合い、そして料理の腕を磨く。「場所や料理に自信がない

クリエイティブとコミュニケーション。

先週、地元の中学2年生の男子生徒6名が地域おこし協力隊のもとへ職業体験に来てくれた。昨年度、我々の存在に目をつけてくれた先生が授業に呼んでくれて、講話と体験学習を行なった学校。当時は中学1年生を対象としており、つまりそのとき授業を受けてくれていた一部の生徒が、今回は職業体験のフィールドのひとつとして選んでくれたわけである。 オファーを受けたときには別に断る理由も感じなかったし、なんなら学生とのつながりを持てる良い機会だと思っていた。しかしながら徐々に日程が近づいてくると、何