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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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2023年8月の記事一覧

企画倒れを受け止めて。

地域の企業を巻き込んだとある企画が、参加人数の不足により中止となった。企業の方は「日を改めて秋頃に開催しましょう」と言ってくれたが、さあ果たして、実際の未来はどうなるだろうか。あまり意気込みすぎることなく、いやもちろんリベンジしたいけれども、できるだけフラットに生きていようとは思っている。 中止による精神的なダメージは、正直なくはない。せっかく声をかけて賛同してもらえて、楽しく打ち合わせもしていたのだから、予定通りに開催したかった。何より僕個人が、今回の企画を楽しみにしてい

火花を逃すな。

誰かと誰かが会ったとき、あるいは彼らの話が進んだとき、ばちばちっと火花が散ることがある。これはもちろん比喩なのだが、地域で生きているとよく感じられるのだ。人の生き様やアイデアが重なって、化学反応のようなものが起こる。 ただ、その火花はどうしても、よくもわるくも“火花”である。瞬間的で儚くて、とても脆い。たしかにキラキラしてきれいで華があって、ちょっとしたワクワクも感じられるのだが、どうしても頼りないものである。 そんな火花をいかに“炎”にするかが、地域おこし協力隊の役割の