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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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2023年1月の記事一覧

事件は現場で起きている。

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」 織田裕二主演ドラマ『踊る大捜査線』シリーズでの、あまりにも有名な言葉だ。調べてみると、それは劇場版の『〜THE MOVIE』で発せられた台詞であり、西暦にして1998年。当時6歳の僕には知る由もないものだったが、ドラマ名場面集だのモノマネ芸人だの、僕は平成のテレビの大きな波を受けてしっかりと記憶している。 とても本質的な言葉だなあ、と思う。たとえば、今の僕なら。 地域の課題を解決するような、あえて大きく言えば地

本質をつらぬけ。

総務省が主催する、地域おこし協力隊対象のオンラインセミナーを受講した。おもなテーマは、任期満了後の起業について。ビジネスの専門家や協力隊のOBが登壇し、その知識や経験を授けてくれた。特に移住先で実業家として活躍する“先輩隊員”の話は説得力があり、おこがましくも少しばかりの共感もあり、とても興味深い内容で満ちていた。 とはいえ、その軌跡は、ときに僕を情報過多に陥れる。協力隊時代はどんな苦労をどんなふうに乗り越えて、卒業してからはどんなことを考えて行動に移して生きているのか。1