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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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2022年12月の記事一覧

「取材」が持つイメージ。

地域おこし協力隊になった今年から、地域の人を取材する機会が増えている。要因としては、本業のひとつになっていること、また気の知れた仲間との副業になっていることが挙げられる。聞いた話の内容をWeb上の記事にすることで、少しでもその地域や人を知ってもらうことが目的である。個人的には、シンプルに自分の好きな「書く」の機会が増えていることが喜ばしい。 ただ、地域の人々は、取材されることに慣れてはいない。まあだからこそ自分がやる価値があるのだとも思うのが、「私なんて大したことないから」

お試し移住でもワーケーションでもなく。

今年4月に宮城県美里町の地域おこし協力隊となってから、僕はこの地元の移住・定住促進を活動のひとつにしている。東京で暮らしていた3月までの経験を活かしながら、おもに都会の人と地域の“関わりしろ”をデザインするような仕事である。着任前から興味があったことに今こうして取り組めていることには、幸せを覚えなくてはならない。 これまでの美里町は、特にこれといった施策を見せてこなかった。たとえばお試し移住だとかワーケーションのツアーだとか、あの手この手で人を呼び込むほかの自治体を尻目に、