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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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2022年7月の記事一覧

守護神の運命。

サッカーでいうゴールキーパー。野球でいう抑え投手。しばしば、いずれもチームの“守護神”と言い表される存在である。彼らの特徴は「守る」ということはもちろん、「守って当たり前」と思われていること、とも言えそうだ。たとえば、スポーツニュースのハイライトなんかで取り上げられやすいのは、得点のシーン。守護神が取り上げられるのは、失点したシーンや「まさか」のプレーが見られたシーンであるように思う。 地域おこし協力隊となって、約3ヶ月。宮城県美里町の場合は会計年度任用職員として委嘱されて

懐疑的な心には。

「終わってから評価してもらえればと思います」 日本代表キャプテンDF吉田麻也は、厳しい船出を強いられたサッカーW杯アジア最終予選の試合後、悲壮感を漂わせながらそう語った。「終わってから」というのは、最終予選の全試合が終わり、本選へ出場できるか否かの結果が決まってから、という意味。敗北を喫したその瞬間から、チームへ向けられる批判をすでに予期していたようだった。そしてその結果は、周知の通り予選の突破に至っている。 地域おこし協力隊となってから、これまで「どういう目的で来たの?