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ヤマハルーター L2TPv3 VPN検証
この記事では、RTX810 と RTX830 を使ってL2TPv3での VPN 接続の検証をご紹介しようと思います。検証構成は、図のような構成とします。
![](https://assets.st-note.com/img/1678191136773-ButaNpQL2B.png?width=1200)
RTXの WAN ポートを LAN ケーブルでつなげ、 WAN ポートに IP アドレスを割り当てってRTX830と RTX810 の間で L2tpv3 を使った VPN トンネルを構築します。
L2TPv3を使うと、通常の VPN 拠点間接続と異なり、対抗拠点 LAN 側を同一セグメントでネットワーク構築できます。
この検証環境の例では、両拠点とも192.168.100.0/24 のネットワークにします。L2とプロトコルに名前がついていますが、拠点間で L2の通信が可能となるということです。
それは、イメージとして、両拠点の端末が、同じL2 スイッチに接続されているのと同じような状況を作ることができるという意味しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1678191294292-rErwu6Ws2D.png?width=1200)
L2スイッチとは、ごくごく普通のスイッチングハブのことと思ってもらってよいです。
このような環境を作ることで、別拠点のDHCP サーバからの IP アドレスの配布を受け取ることができたり、Wi-Fi ルーターの設定ツールなどで、対抗拠点の Wi FI ルーターを検出できるようなことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1678191403316-ATqhMo7iMx.png?width=1200)
実際に実機での設定手順は、以下の動画でご確認下さい。
下記のヤマハ公式サイトの設定例を参考にします。
WANポートにIPv6アドレスを設定しての検証も行っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1678191499724-Vqob54Uj8P.png?width=1200)
これを応用すると、フレッツ網を使いフレッツv6オプション機能を利用し、
拠点間でのL2VPNの環境の構築も可能であるということになります。
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