気持ちはまだ3しゃい
わたしは二十歳くらいまで頭すっからかんで生きていた。
将来設計とか、老後のための貯金とかの遠い未来の話はイメージが出来なかった。
明日の仕事は人がいなくて忙しそうだとか、
近所のパン屋の期間限定のパンが食べたいとか
そういったことでわたしの頭の中は満たされていた。
災害や病気など、起こるかわからない出来事について考えて不安になっていてもしょうがないし、
起こってから考えればいいと思う。
昔から難しいことを考えるのは得意ではないのだ。
だがしかし、二十歳ごろにできた友達がきっかけで、
少しだけ、いろんなことを考え始めるようになった。
まずは仕事のこと。
今の仕事はいつまで続ける予定なのか?(補足すると仕事は嫌いではなく、むしろ好きだった)
続けたとして、将来はどうなりたいのか?
考え始めると、答えは割とすぐに出た。
中高校生の時に興味があって就いた職業だが、目標があったわけではなく、生涯ずっと続けるとは考えていなかった。
生涯ずっとやる予定でないのなら、他の仕事を探したほうがいいな。
善は急げ。転職だ。
退職することを伝えた後、社長や奥さんから
すこし冷たい対応をされたのが悲しかった。
それからなんやかんやあり、今は九州で働いている。
退職してから3年くらい経った。
深く考えない性分となんとかなる精神で
まったく違う職種に就き、周りの方々に大いに助けられながらなんとかやっている。
すこしずつ慣れてきたが、ポンコツぶりを発揮してしまうこともある。結構ある。
そんな日は落ち込む。
自分以外全員しごできに見える。(実際そう)
怖くて怖くてなにも考えたくないが、眠れば次の朝は来る。
昨日どれだけ死にたかろうと、いつもと変わらない顔で出勤する。
まだ自分3しゃいだし。伸びしろしかない。
追伸
周りの方々へ
ご迷惑をおかけしますが今後ともよろしくお願いいたします。
一刻も早くお役に立てるよう尽力いたします。
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