交通事故から1ヶ月【物損事故か人身事故】

物損事故

事故当時、
警察官から
人身事故扱いにするか問われた際、
頸には、違和感はあったものの、
明らかな外傷はなかった。

警察官『身体は、大丈夫ですか？』

私　　『大丈夫•••。だと思う。頸と腰には違和　　
　　　　感があるので病院受診します。』

と、返答した私。

警察官から、
『人身事故に、変更できるので
その時は、連絡するように。お願いします。』と

事故当日は、物損事故処理で終わり
時間も、さほどかからなかった。

しかし、
事故の翌日、夜中から
身体の異変は始まった。
日常生活に支障をきたす痛み、めまい、嘔吐、
さらには、仕事もできなくなり、
精神的にも追い込められていた。

交通事故にあわなければ
こんなつらい思いはしなかった。

そんな時、
物損事故で処理したけど、良かったのだろうか。
疑問を抱き始める。

1.スマホで検索

何も知識がない私は、
スマホで検索することから始める。
ネットには、
人身事故と、物損事故では
補償が違うなど色々書かれている。

見れば見るほど、
物損事故で処理して良かったのだろうかと
不安になってくる。

2.保険会社に問い合わせる。

【加害者側の保険会社】
人身事故に切り替える必要はない。
物損事故で処理しているが、
補償内容は、人身事故と同じ対応で動いている。
今、切り替えた場合もう一度立ち合いがあり、
現場検証等もある。
身体にも負担がかかる。
もう一度加害者に会うことになる等、
説明を受ける。　

【私の保険会社】
加害者側の保険会社の意見だけでは、
腑に落ちず、私の保険会社の担当にも確認する。
回答は、加害者側の保険会社と同様であった。

3.警察に問い合わせる　

保険会社に聞いても、
私の中でスッキリせず、警察に問い合わせをした。
【警察】
診断書もあるため、人身事故に変更が可能。
人身事故にした場合、
加害者は、
100万円以下の罰金、
免停（期間はわからない）にもなる。
ということだった。

物損事故だと、加害者にはなんの罰則もなく
保険料が上がるだけということが、分かり。
人身事故に切り替えると、
加害者に罰則が与えられるということが、
やっと理解できた。

どうしよう•••人身事故に切り替える？

警察からは
タイムリミットがあり、
切り替えるのであればすぐ返答がほしいと
言われる。

人身事故に切り替えた場合
加害者の人生を狂わせる事になる。
私にそれができるのだろうか。
そんな勇気はない。
いつ私も加害者側の立場になるかわからない。

切り替えることは、適切なのか。
すごく悩んでなかなか答えは出なかった。

私は、加害者を免停にしたいわけではなかった。
ただ、ただ、私の日常を返してくれれば
それだけでよかった。

答えが出ず、悩んでいる時に
コロナにかかる。

調子が悪い最中、
警察から電話が入る。

警察　『もう、限界ですよ。どうしますか？』
私　　『実はコロナにかかり調子が悪く答えが出
　　　　せていなかった。時間もらえますか？』
警察　『もう、切り替えるのであればギリギリで
　　　　す。どうしますか。』

折り返し電話することにし、
高熱で調子が悪い中、考える。

夫にも相談はするが、
『◯◯（私）が、決める事だよ。』と言われる。

考えて、
考えて、
考えた。

正しいのか分からないか答えは出せた。

人身事故に切り替える

私の身体は交通事故からおかしくなり、
日常生活を送るのに不自由な状況。
それなのに、物損事故の処理のままでは
おかしいと、思った。

警察に電話し、
人身事故に切り替えることを伝えた。

後日、加害者側の保険会社から電話が入り
『人身事故に切り替えなくても
　補償はなにも変わらない。』
と、説明受けるが、
私が仕事出来ない身体になっていることを
伝え、人身事故に切り替えると説明した。

その後、現場検証をし、
警察署に行き、聞き取り調査が入った。

1年前のことを振り返ってみると、
精神的負担が交通事故後からたくさんあった
ことがわかった。
ごく普通の、
当たり前な日常生活を送っていたところから
突然、交通事故にあい、一気に生活が変わった。
体調が悪い中、考える事がたくさんありすぎて
精神的負担が大きかったのが分かる。
調子は悪いが、
ゆっくり休息できる時間、
心の余裕なんてなかった。

なにより頸が、痛過ぎて、
横になるのが、つらい状態だった。
身体だけではなく、
明らかに心に負担がかかっていた。

でも、これは、
まだまだ始まりに過ぎなかった。

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