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「どう踊るか」の前に「踊れるのかどうか」

1曲目 ダンツァーレ/日食なつこ

日食なつこにハマったわけ


 日食なつこを聴き始めたきっかけは、M-1グランプリ2023のテーマソングに「ログマロープ」が選ばれたことだった。ストレートな歌詞を、力強い歌声で届けるその様は、ただただ格好良かった。GLIM SPANKYを彷彿とさせるような…とも最初は感じたが、ピアノとドラムでテンポよく、だが力強く奏でるスタイルは唯一無二であるだろう。

「ダンツァーレ」という曲

 この曲の凄みとして、遠回しな表現が一切無いことが挙げられるだろう。「可能性は待つものじゃなく迎えに行くものなんだ」「飛べよ退屈な世の中を悼んで黙ることはないぜ」この歌詞が刺さる刺さる。まさにパンチライン。

 あとこの曲に限らずだが、ピアノとドラムだけとは思えない音のバリエーションを感じる。途中からピアノもまるで打楽器のようにリズムをとっていそうに思えてくる。

「どう踊るか」の前に「踊れるのかどうか」

 これはこの曲を聴いてまず感じたところである。どうしてもなにか新しいことを始めたい、将来こうなりたいと思うと、まず初めに「どうなりたいか」という姿形みたいなものが先行してしまう。もちろん、それが定まっていることが悪いわけではない。だがしかし、そもそもチャレンジをするというマインドが無ければ、その姿形はただの絵空事になってしまう。妄想を繰り広げるのも良いが、「まずは踊ってみろ」というメッセージがこの曲には込められているように感じる。

おわりに

 日食なつこの曲はとにかく心を揺さぶる。ダンツァーレに限らず、自分自身を奮い立たせるには持ってこいだと思う。突然始まった私の好きな曲について語る企画、いつまで続くかは分からないが、ネタが尽きるまでは書いてみようと思う。

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