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ひょっとした瞬間の「ここだよ!」ボタン

空き缶をつぶすって意外と疲れるんだ。
台所に溜めていた空き缶に片足をおき、体重をかけてつぶす。フタと底が綺麗に重なって潰れた時はやったねポイントが貯まった。

同居人が飲料関連の案件に入っていることもあり、在庫あまりなのか約2ケース分・48本のレモンサワーが先月届いたが原因。日に飲むから意外と無くなった。
つぶすこと約40缶、15分くらい格闘していた気がする。潰しやすい缶と潰れにくい缶があるのはどういう違いなんだろう。足を乗せた時に口が完全に塞がっていたから潰しづらかったのだろうか…今となってはわからない。

15分のつぶす作業もラジオのおともがあればお茶の子さいさいだった。つい先日、個人的なキーワードである「ディグ」をspotifyで検索したのがきっかけで、ぼく好みでぼく得な素敵ラジオを見つけてしまったのだ。
その名も「ディグトリオ」

新潟で働いている(初回から聞いているので、もしかしたら今は違う?)三人のお兄ちゃんたちが、それぞれがディグってきたことを持ち寄ってきゃっきゃと収録している。とても心地いいラジオ。
心地よさに乗りながらカルチャーという山へディグってきた情報や知識がハーケンのように刺さって、つぎに登る人が登りやすいようにしてくれている。優しい番組。

まだ聞き始めたばかりだけれど、年末の大掃除や領収書整理のお供になることが確定している。頼んだ「ディグトリオ」

少し掃除をした後はパートナーとコンペの最終打ち合わせをする。
デザインコンペだけれどデザインの出来ないぼくは口を出す役。やいのやいのー。
「〇〇さんにもみてもらえたらいいよね」なんて話をしていると「ピコン」という音ともに〇〇さんからのLINE。
そんなことってあるんだなぁ。

トークを見ると飲み終わりに思い出したのか連絡をしてくださったようで。少し会話を続けた後、すかさず作成中の資料を送る。(いまだに返信はないけれど)既読がついたのでよし!コメントがいただけたらラッキーくらいに思っておく。

自分の興味があることについてアウトプットしておくことって大事なのでは?
割と大事なことに気づく5分間だった。

何年も前に読んだ営業向けのビジネス書に書いてあったのを思い出す。
いつ営業チャンスが来るかわからないから、いつでも発表できるように資料を作っておく・持ち歩くようにしていました。と
誰が書いた本なのか、はたまた本当に書いてあったことなのかはわからないけれど、ようやく少し腑に落とすことができた。

なんでもいいから興味があることを形にしておく。
そうするとひょっとした瞬間に「ここだよ!」とアクションボタンが跳出てくる感覚。
メタルギアソリッドで急にスネークがスローになってアクションボタンが求められるのに近い。押すのが遅れるとスネークがやられてしまう。
いつでもボタンが押せる自分でありたい。

ディグトリオが素敵だなって思ったのはディグルだけではなくて、それをpodcastというプラットフォームでアーカイブしているから。ただディグる。じゃなくてディグって残している。それが好きなんだと思う。
いつでも人に話せるアウトプット・プラットフォームを持つ彼らに刺激をうける。ぼくもラジオやりたいな。

次は何をつくろうか。
次は何をディグろうか。

積み重ねるアウトプットはこの先どんな形になるのかはわからない。
だけどそれがぼくをわくわくで満たしていく。そのことだけは確かだ。

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