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狩猟免許その1 -取得の理由-


9月末、僕は罠と第一種銃猟の狩猟免許を取得しました

今回は僕が狩猟免許を取得しようと思ったワケをおはなしにしようと思います


理由1 人間としての責務


きっかけは信濃町で熊を2回目撃した、というのもありますが、元々猟に興味がありました

スノボ、キャンプ、バイクと自然と一体になれる(仲良くする?)趣味も大好物ですが、登山のように、時に脅威になる自然と戦うのも大好きです

別に熊と格闘したい訳ではないのですが、自然とあまりにかけ離れた現代ではただ自然を眺めるだけでは物足りないのです

人間として大切な何かを取り戻そうとしてるような感覚です

ですが、それと同時に自然に対する人間の責務も感じています

去年から今年にかけ、熊の出没が相次ぎ、よくニュースにもなりましたね

それを見ていて考えた結果から、責務を感じるようになりました

熊に会ったはなし(その2)でも少し書きましたが、日本に残る原生林はおよそ4%、40%は人工林です

人の手が入ったという事は少なからず生態系に影響を与えます
大規模な伐採や開発があれば尚更でしょう

人の手で乱した生態系のせいで人里に動物が降りてくる、それは誰のせいかといえば人間でしょう

というか、昔はもっと人間と動物の距離も近かったはずです
遠ざけた側の人間が近づいてきた自然に対し文句を言ってるのですら、違和感があります

しかし、人間には共栄するだけの知能があります
今は最大限生態系にも気を遣って林業の方も伐採など行っているでしょう

ですが結局のところ人間が安全に暮らす、というのが1番ですから動物との棲み分けも必要です

曖昧ながらもバランスをとって上手くやってるのでは?と思います

そこで、近づいてきてしまっては共栄は妨げられる(有害と判定される)のであれば、それを排除するのが人間の責務だと思います

そりゃ、還すのが最もベターだとは思います

しかし、還した所でもう餌が人間の近くにあると分かった動物はまた人里に降ります

そもそも人里に降りているという事は山からあぶれたという事
還ったところで生きながらえることが出来ないかもしれない

まず危険すぎて還すなんて余裕のない動物もいる

だから、ハンターが必要な訳です

趣味趣向寄りな所もありますが、やるからには責務も負うつもりで挑戦したいと思っています


理由2 信濃町に新たなグルメを


もう一つの理由として、信濃町にジビエの加工場を開きたいからというのもあります

信濃町には肉系のグルメがありません

牧場はあるのですが、若牛の育成、堆肥製造、乳牛しかいません(僕の知る限り)

協力隊になって色んな市町村を見るようになりました

グルメ全般、人を惹きつけるとてつもないパワーがあるのですがその中でも肉は更にポテンシャルがあるなと感じました

温暖化の影響か、昔は少なかったという鳥獣も増えているようです

お金も生み出さず、害獣は増え、ハンターは減り、肉としての活用どころか、廃棄も増えるようでは狩った命に対しての向き合い方としても、とても悲しい方向に向かう気がしてなりません

ヴィーガン食を好む方もいるので、少し心苦しい所はありますが、ここで一挙新しいグルメをこの町に生み出したいのです

それで農林業へのダメージを減らして、命を最大限いただき、ゆくゆくは雪も活用できるような…

そんなまだまだ構想も何もないと言っても良いくらいですが、そんな加工場を開けたらなと思ってます

ここまでこの記事読んでくれた方はありがとうございます
次回は実際の狩猟免許取得の流れをメインにおはなし書こうと思ってます
のびた


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