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人工衛星で駐車場の収益シミュレーションをしてみた(0)

はじめに

人工衛星のデータを可視化出来るウェブサービス「EO Browser」を使って、「駐車場の混雑状況」を見える化して、コインパーキングや駐車場シェアサービス、月極駐車場などの収益シミュレーションに活用できないか、挑戦してみました。

まずは、シリーズ第一弾として、「EO Browser」の概要をご紹介します。

EO Browserの概要

「EO Browser」は、衛星データを可視化出来るウェブサービスです。運営元は、「Sinergise Laboratory for geographical information systems, Ltd.」というスロベニアの企業みたいです。

この企業では「Sentinels Hub」という、人工衛星から取得できるデータを、より身近に活用しやすくするためのプラットフォームを提供しています。「EO Browser」は、このプラットフォーム「Sentinels Hub」の中の、1サービスという位置づけです。

地球の周りをグルグル回っていて、実際何をしているのか分からない人工衛星のデータを、一般人の私が活用できるってスゴイですね!まさに「人工衛星の民主化」が目の前にある感じがして、個人的には非常にワクワクします!

EO Browserの費用面

同じように衛星データを収集するサービスとしては、「AWS Ground Station」などがあるそうです。
ただし有償(1分あたり3USD~)ということで、今回は利用を断念しました。

一方、EO Browserは「Free/Exploration/Baic/Enterprise S/Enterprise L」と5つのプランに分かれており、「Free」プランは無料です。カンタンに料金プランを掲載します。Monthly/Annualと2つの料金体系がありますが、こちらではMonthlyの料金のみ掲載しています。

料金プラン
プラン名:月額利用料
Free:0€/Exploration:30€/Basic:100€/Enterprise S:500€/Enterprise L:1000€

※2023/6/21時点の情報なので、詳しくはコチラをご参照ください↓

※またプランに応じて、「Request/Processing Unit」の上限数が異なります。「Request/Processing Unit」の考え方は、コチラをご参照ください↓

EO Browserでできること

一言に衛星と言っても、「Sentinel/Landsat」などのシリーズがあり、そのシリーズの中で「Sentinel-1/Sentinel-2」など、それぞれの衛星に名前がつけられています。またそれぞれの衛星にはミッション(目的)が定義されており、例えば「Sentinel-1」では、「地表面形状、陸域画像取得、海面画像取得」などがあります。

「EO Browser」では、10個以上の衛星の中から、目的に応じて利用したい衛星を選択しますが、今回は「Sentinel-1」を使っていきます。

上のリンクから、「Sentinel-1」は「C-band SAR instrument(C-SAR)」というセンサーを使っているみたいです。このセンサーのおかげで、人工衛星から色々な画像データを取得することができるので、センサーのことを理解することも大切ですね。

ただ内容が非常に難しく、記事には出来ないと断念しました・・・。
センサーの説明としては、コチラの記事が非常に分かりやすかったので、是非ご参照ください↓

次回予告

実際に「EO Browser」を使って、駐車場の混雑状況を考察していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。