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不登校児と登校児を一緒に育てる難しさ

我が家には不登校児が1人いる。
不登校児と言っても週に数回は学校に行き、他の学習施設にも通い、大体週4〜5日どこかしらに通っているが、フルタイム登校ではない。
分かりやすいので不登校児と表現する。

我が家には登校児が2人いる。
普通に学校に通っている子供のことだが、不登校児と区別するため登校児と表現する。

不登校児Aには日々「無理しないでね」「学校に行けないって自分で言えたのが偉いよ」「今日は行けたね!」と励ましている。

登校児Bには日々「宿題できた?」「持ち物揃えなよ」「いい点取れたね!」と声かけしている。

登校児Bからは「なんでAは学校に行ってないのにゲームしていいの?」
「Aばかりズルい!Bも学校行かない」
などと不満が出ることが、時々ある。

その度に、集団で教育を受けることができる子は、集団だからこそ学べることがあるので、学校に行ったほうがいいということを登校児Bに分かるように伝えている。最近は、不登校児Aを羨ましがって「休みたい!」と言い出すことが減った。

登校児Cは何かあるとすぐ「学校に行かない子供もいるのに、学校に行っている自分は〇〇くらいしたっていいはずだ」と主張してくる。

Cは、かなり理屈っぽいので言い返せないこともよくある。でも、一つ言えるのは「他の子のことをあれこれ言うよりも自分のことに集中しなさい」ということ。

学校に毎日通っている子供と、学校が苦痛すぎて通えなくなった子供、どちらがえらいとかじゃないと私は思っているが、子供同士でお互いに比較しあって「ズルい」と言う気持ちも分かる。

親として、不登校児には家の中でくらい、肩身の狭い思いをせずのびのび過ごしてほしいと思う。その方が元気で過ごせるのだから。
すでに家でのびのびできている登校児には、本人の能力を活かして頑張ってほしいと思う。
結果として、子供一人一人に対する親の接し方は異なるものになる。

どうして一律の対応ではないのか、
なぜあの子は休んでいいのに自分だけだめと言われるのか、
その都度、子供に説明していく必要がある。

不登校児と登校児の両方を育てるのが難しいと思うのは
それぞれ対応を変えて、その理由を子供たちに説明することが必要だから。

とにもかくにも、子供たちが元気にのびのび育って、自分のできることを頑張れる子になってほしいと願うばかりである。

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