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|1109-1112|飛べ!舞え!#日誌#09

毎週月・金曜日の20時更新 演劇ユニットせのびの稽古場の様子をお届けする日誌。

【11月10日(火)】

初めて通し稽古を行った日。
照明の工藤さんが稽古に初めて参加していたということもあり、役者たちは今までにないくらいガチガチでした。

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実際の舞台に近い状態で、ということで、大きな脚立も設置されています。

通し稽古や本番になるとよく起こる現象ですが、いつも以上に丁寧に情報を受け取ろうとするためだいぶテンポがゆっくりになりました。
もっとガンガン話を進めてほしいなあ、というくらい。
二人芝居で、しかも会話がメインの劇なので、あまり丁寧にやりすぎていてもお客さんは飽きてしまいます。

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本番が近くに見え始め、舞台に設置するモノなどもだんだんと揃ってきました。
美紀依さんもオープニングとダンス部分のメロディーを新たに思いついた様子。
周りの準備が整った後、最後に舞台上で羽ばたくのは役者たちです。
どんな踊りを見せてくれるのでしょうか。
通し稽古を終えてそれぞれの思いを抱きながら、明日からもモリモリと創作に励む日々が続きます。飛べ!舞え!

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【11月11日(水)】

本日の稽古も、ダンス指導の山手さんに参加していただきました。
身体をほぐすためのヨガの時間から始まり、具体的なダンスの指導というよりは、稽古を見ての役者に関する感想などを話していただく日でした。

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髙橋の迷い、藤原のいきいき具合。
役者たちが抱えている思いを聞かずとも、山手さんには伝わってしまいます。

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前日の通し稽古でだいぶお疲れの様子の役者たち。
今日はゆるめの稽古でしたが、美紀依さんのピアノはエネルギー100%で美しく響いていました。
ここ!というタイミングでばっちりのメロディーが流れてきます。
欲しい時に欲しい音楽が流れてくるのはひじょうに気持ちのいいこと。しかもその場で演奏をしてくれている。

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公演2週間前のタイミングでInstagram(@nobinobi_senobi)を始めたせのび。Twitterにも新しい機能が追加されましたね。
今後もいろいろと試しながら宣伝活動を行っていきますが、宣伝はあくまでも作品までの階段だと思っているので、一番に観ていただきたいのは作品です。役者です。せのびです。
「なんか面白そうだな」「気になるな」という情報・写真を発信していけたらと思います。ぜひぜひフォローしてくださいませ!

【11月12日(木)】

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台本を最初から全部読んでみた日。
「今日はスパルタでいく」という言葉通り、びしばしと演出をつける村田。
ただ台本を読んでいるだけでも藤原の存在感の方が強くなってしまい、髙橋が消えがちになる。
話す時の吐く息が多めの髙橋。何を言っても「しぶしぶ受け入れる」感じが出てしまうからなのか。
答えはない。あるとしたら自分の中だけ。
「答えにたどりつくまでの手助けはできるけれど、これが答えだよとは言えないよ」と髙橋に言葉をかける藤原。

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自分が任された役をもっと楽しんでよいのだと思います。
「髙橋自身でがんばるしかないんだよなあ」。セリフを覚えるよりも、舞台上での動線を覚えるよりも、自分を変えるためにはどうしたらいのかを考えることの方が難しい。
本番まであと10日と少し。『踊るよ鳥ト少し短く』開演の時間は刻一刻と迫っています。

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本日も、黙々と作業を進めていた工藤早織。
黒い紐状のものをぐるぐると振り回し始めました。
これが一体何になるのでしょうか。
まだその全貌は明らかになっていません……。

今週末も土・日稽古です!
手洗い、うがい、消毒、体温測定を座組全体で徹底しています。
よく食べよく寝てよく動き、元気もりもりで本番まで稽古に励みます。


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次回の投稿は 11月16日(月)です。
ではまたここでお会いしましょう!
〈文・写真 石橋奈那子〉

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