東京で育ちたかった

インスタをみてたら、地元の友達同士が付き合いはじめたのを知った。

友達の元彼と付き合い始めたのだ。地元の人は昔からの知り合いで落ち着くと思うけど、私は地元の人と付き合う事は絶対にしたくない。

高校を卒業して、大学にいって新しい出会いがたくさんあった。

それでも地元同士でずっとつるんでいるのはなんだか不思議だ。

私も地元の友達と遊ぶことはあるけど、大勢の集まりに参加することはない。

そもそも私は他の友達に比べて、地元への愛が薄い。

両親と不仲ではないし、地元の友達も好きだが田舎の閉鎖的空間が苦手だ。

だからいい意味で他人への興味が薄く、人の目を気にしない東京はとても心地いい。

すごい人がたくさんいるし、私なんかちっぽけで悲しく落ち込むこともたくさんあるけど、東京にいたほうが自分らしくいれるし、成長できる。

私の地元は本当に田舎で、高校も選択肢が少なかったしどこにいくにも車がなければいけなかった。

高校の文化祭でディズニーにいってた。という東京育ちの友達の話を聞いてとても羨ましく思った。

田舎は行く場所も人間関係も限定されてしまう。

それが私にはとても心苦しかった。一度そのイメージがついてしまえば、それが変わる事はほぼない。

選択肢が多いということは可能性が増えるということで、自分の視野がひろがり世界がより豊かになる。

もし、私が東京の高校生だったら高校時代から美大をめざして勉強をしていたかもしれない。

進学校にいって、頑張って勉強をする環境に身をおいて有名大学にいっていたかもしれない。

環境を選択できるというのはとても幸運なことだ。

私は結婚をして子供が産まれても地元に戻りたくはない。

東京でたくさんの選択肢を与えられる環境を与えてあげたい。

帰れる場所があるということはとても幸せだが、東京で育つ人生を送ってみたかったな。


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