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「街の小さな映画館」第2回 シネマテークたかさき & 第3回 高崎電気館

塚本晋也が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第二弾は、高崎映画祭が母体となって立ち上げたNPO法人たかさきコミュニティシネマが運営を担うシネマテークたかさきと高崎電気館の2館です!

高崎映画祭の創設者である故・茂木正男さんの意志を継いだ現・高崎映画祭のプロデューサーでシネマテークたかさき総支配人かつ高崎電気館館長でもある志尾睦子さんのインタビューに加え、ベテランから新進気鋭の作家まで多くの映画人のサインで壁中埋め尽くされたシネマテークたかさき、昭和にタイムスリップしたかのような高崎電気館と全く個性の異なる2つの映画館の魅力をお楽しみいただけます!

第2回 シネマテークたかさき


第3回 高崎電気館


【塚本監督からシネマテークたかさきへ】
高崎映画祭事務局代表でいらした茂木正男さんのゲストに対する心遣い、映画を愛する情熱的な姿が今も目に焼き付いて離れません。茂木さんが他界された後、志尾睦子さんを初めとする若いメンバーの方々が映画祭、映画館を元気に盛り立てていく姿を熱い気持ちで見させていただいています。動画はゆっくり作っていくのでまずは『野火』を毎年上映してくださる高崎電気館から、と思いましたが、このシネマテークたかさきと一緒に見ていただくべきと思いました。

シネマテークたかさき
群馬県高崎市あら町202番地 
TEL:027-325-1744
http://takasaki-cc.jp/
座席数:1F・58席/2F・64席

高崎映画祭(1987年~)を立ち上げた茂木正男さんを中心としたスタッフにより2004年NPO法人たかさきコミュニティシネマが設立。市民出資型の常設映画館として同年12月4日開館。建物はかつての新潟中央銀行高崎支店。オープニング作品は高崎が舞台となっている『珈琲時光』と『天国の青い蝶』。2007年、2Fにスクリーンを増設しリニューアルオープン。オープニング作品は『ONCE ダブリンの街角で』と『インランド・エンパイア』。シネマテークの意味はフランス語で「映画の図書館」。地元のみならず広い地域の観客と多くの映画人に愛されている。

【塚本監督から高崎電気館へ】
大きな商店街の角を曲がると、タイムマシンに乗っていったような映画館が現れます。今はフィルムで映画を上映する映画館はほとんどなくなってしまいましたが、ここは元気に古い映写機が回り続けています。映画館自体が大きな展示物のような貴重な映画館です。

高崎電気館
群馬県高崎市柳川町31 TEL: 027-395-0483
http://takasaki-denkikan.jp/
座席数:256席

1913年(大正2年)高崎初の常設映画館として開館。1929年に火災で焼失するが同年新築して再開館。戦災を免れ、終戦1週間後には興行を再開した。1966年には現在の建物を新築し移転。2001年に一度閉館するが、2014年に所有者が高崎市に建物を寄贈し、耐震工事を経て10月3日、まちなかの新たな文化活動拠点「高崎市地域活性化センター」に生まれ変わる。天井や壁を一新しつつも1966年のままの趣を色濃く残す2F部分が NPO法人たかさきコミュニティシネマの運営により映画館として使用されている。こけら落としは『ここに泉あり』。デジタル上映設備も導入した現在も往年の名作を35ミリフィルムで日常的に上映している。

【『野火』上映記録】
シネマテークたかさき
2015:7月25日~8月21日 *舞台挨拶:7月26日
第30回 高崎映画祭 *最優秀作品賞/最優秀新人男優賞(森優作)
2016:3月29日,30日(高崎市文化会館) *授賞式:3月27日(群馬音楽センター)
高崎電気館
2016:8月12日,14日,15日,18日,20日,22日,26日 *舞台挨拶:8月12日
2017:8月6日,10日,13日,15日,18日 *舞台挨拶:8月10日
2018:8月4日,10日,12日,15日,17日 *舞台挨拶:8月10日 *メイキング上映/ライブ映像上映
2019:8月12日,16日,17日
2020:8月14日,16日,19日 *オンライントーク:8月16日
2021:8月7日,8日,12日 *オンライントーク:8月7日

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