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ある日、箱をつくる事になりました。 その1。

自分が20代前半のむかーし、昔の話を思い出しながら書いてみるかと。




定休日の正午前、ボスからの突然の電話に、あたかもおきてました感を醸し出しつつ通話ボタンをおした。

「これから東急ハンズに来れる?」

「は、はい」

いつも、いかなる時、いかなる状況でも突然だった。

基本的にはこちらの都合は全く関係ない、
そういった人、いますよね。


ハンズに着くと、ボスはなにやら金具見たいなものを見ている。

嫌な予感はしていたが,どうやら制作物としての作品をつくるらしい。


ボスはクリエイションが大好きで、決して妥協をしない人です。妥協という言葉は恐らく、ボスの辞書には載っていなくて、自分みたいな妥協だらけの人間を、上手く取り込むチカラを持ち合わせるまさに太刀打ちのできないボスなのです。

そんなボスが何かをやり始めたのだが、まだその時は全容を知らされことはなかったことを覚えている。何をするのかわからず、起きたての頭を起こしつつ、急いで渋谷までいったある定休日のことでした。


渋谷東急ハンズ地下1階Aフロアにて。

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