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記録の為の旅行記〜果てしなく続く砂漠へ7


あれ、砂漠に着いてしまった。

いや着くべくして、着いたのだ。
砂漠に行くには10日間必要と知り、むしろどんな過酷な旅を想像していたのだろう。炎天下の中、果てし無く歩いて、靴がボロボロになる程に歩いて、やっとたどり着いたー、みたいなドラマを想像していたのかもしれない。

冷静に考えれば、バスなどの交通機関があるのだから、それなりの時間で到着する事は可能なのである。

砂漠の写真を撮る事が、この旅での主な目的の一つだ。


砂漠の砂と砂利が混ざっているところ、これが砂漠の始まりなのだと。そして、向こうには砂漠の山と言うべきか、丘と言うべきか高々と連なっている。

これがサハラだ。

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タクシーを降りたところから、ハキムに連れられ砂漠の側にある村まで歩く。すぐ目の前にあるように感じる砂漠の山だが,歩くとなかなかたどり着かない。
ハキムはこれまでにも同じような事をやったのだろう。慣れた足取りで僕を誘導してくれた。


オーベルジュにつき、ハキムが使用人と何やら話している。

漠然と砂漠にいくという目的は持っていたが,具体的に何をするべきなのかは全く考えていなかった。聞くところによると、らくだに乗ってキャンプ地までいくツアーがあるらしい。

それに申し込むかどうか聞かれたが、金額は覚えていないがあまりにも高かったので断った。ハキムは交渉してくれたのだろう。オーベルジュとはちょっとしたラグジュアリーホテルみたいなところで、そのホテル行う砂漠ツアーだから高い。その使用人に個人的に直接交渉したのだろうか。よくわからないまま、その使用人の家に一時ステイする事となった。

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ハキムとのコミュニケーションは英語なのだが,お互いそんなに話せるわけではないので、それなりのコミュニケーションしかできなかった。とりあえず交渉の末、その使用人の家に一時待機し出発までの時間を過ごす、という事になった。確か、最初にオーベルジュで提示された3分1くらいの金額になった。何でもまずは交渉してみるものだ。

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使用人の家には何人かの子供達がいた。急に家にきたアジア人が珍しかったのだろう、興味津々に近寄ってきた。

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出発までには少し時間があるらしく、このメルズーガという街の中を探索する事にした。

街の広さ端から端まであるいて5分ほどの小さな街だ。恐らく自分みたいな観光客を相手に生活をしている人たちが住んでいるのだろう。


子供達は物珍しいのか、抵抗感なく近寄ってくる。裕福な暮らしはしていない事はわかる。お金をわたすより、こういう場合はキャンディをもっていくといいと、知人が言っていたので空港で買っておいたキャンディを上げると喜んで写真を撮らせてくれた。


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子供達は、どこの国にいっても笑顔で楽しそうに過ごしている。

キャンディ一つで大騒ぎなのが、とてもかわいかった。


時間になり言われるがままにラクダに乗る。いざ砂漠へ。

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一人旅での教訓

1, 高いと思ったら断る

2, 砂漠での具体的な目的を持ち合わせる

3, 写真を撮るならキャンディは必須

いつか書いておきたいと思いつつ、ほったらかしにしていた案件を少しずつ書いていくというnote記録です。

気の向くままに、
少しずつ
砂漠までの道のりを記していきます。

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