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土地と人と言葉と文化、いやテクノロジーの融合みたいな瞬間だった。

妻と2人の時間は週に1度、月曜日の午前中から昼に訪れる。
娘が学校からかえってくるまでの、数時間だ。

お昼、どうする?
うーん、何がいいかな。
カレーとか?
同じ事考えてた。

長らくともに生活すると、同じ思考、同じ胃袋になるのだろうか。


近所のインド人がやっているカレー屋さんへ行くと、陽気なインド人のオッチャンが、インド語なまりの日本語で迎えてくる。どんな日本語なのかは、想像にまかせる。

店内ではインドのテレビ番組がながれており、中の雰囲気も香辛料や豆類が入った瓶などおいてありインドっぽい、雰囲気を感じる。

昔に行った、インドへとフラッシュバックする。

アグラboy

毎日のようにカレーを食べたインド旅が懐かしい。


今日は野菜、チキンのダブルでカレーをオーダーし、ナン2枚をたいらげた。


食べ終わり、支払いの時にPayPayで支払う。
「ぺいぺい!」とiPhoneが声を出す。

その声と同時に
「ぺいペイ」、とオッチャンもにこやかにインド語なまりの日本語風発音で声を出した。

陽気なオッチャンだ。

でも、インド語なまりの日本語で英語を発音とはどんなものか。
いや、英国の植民地だったインドであれば、インド語なまりの日本語ではなく、PayPayの時はインド語なまりの英語を発したのだろうと。
それとも日本人に対して陽気に発するのであれば、あれは日本語風だったのか。


期待通り、カレーは美味しかったので、

そんな事は、まあどうでもいいか。

土地と人と言葉と文化、いやテクノロジーの融合みたいな瞬間だった。

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