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何でも撮りたくなる衝動はとても大切。

昔、写るんですを初めて手にしたのは何歳のころだったんだろ。

確か遠い親戚の実家がある五島列島の島に行った時、母親に頼んで写るんですを買ってもらったような記憶がある。

もちろん憧れの写真家がいたわけはない。いい写真を撮る事に憧れたわけでもない。ただ単純に子供でも手にする事ができた安価なメカだったから、とにかく買ってもらって自分のカメラが手元にある事がとても嬉しかった。

当然だけど、たいして何も写ってない海や空の写真などどうでもない絵が写っていたに違いない。


最近娘が
「カメラ欲しい」
と言い出した。
妻が言うには水族館に行くと、自分より大きな子供がカメラを手にし写真を撮っていたからではないかとのことだった。


サンタさんを待つにはちと時間があり過ぎるし、自分のお小遣いから買うということで購入決定。
すでに手持ちのお小遣いはパパより持っていて、
「パパも何か買う?」なんて、言われつつ、
「パパが欲しいのは20万円だからこれが20枚必要なんだよ」なんて言い、
「えー、じゃダメだ。」てことで話は終了。6歳に気を使われたりして…。

意外と子供向けに設計されているカメラ、いわゆる頑丈でシンプルなカメラは探した限りではNikonのクールピクスしかなかった。ネット上でどの色がいいかと尋ねると、カラフルな色を選んだ。

濡れても落としても安心とは、何と素晴らしい。



カメラを買って帰った夜は、興奮してシャッターおしまくってたな。
ベランダに出て月を撮ったり、金魚のふーちゃん撮ったり、パパ、ママ撮ったり、

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その何でも撮りたくなる衝動はとても大切で、自由に自分の好きなように撮影ができることでものの捉え方が変わるような気がする。その無意識に撮影したものが、自然と自分の記憶の中に蓄積し肥やしとなり、構図を気にしたり、世の中ありふれた写真にも違う視点で写真を見ることができるんじゃないかなーと思う。

昔自分も写るんですで培った、ひたすら撮るという行為を娘に対し決して邪魔しないでおこうと思う。

カメラ好きな父としては、ついついあーだこーだ言いたくなるのを我慢しながら、いつか一緒に散歩でもしながら、写真撮りに行こうと目論んでいる。

その時は、フルサイズミラーレスカメラというカタカナ読みの長いカメラを手にして写真を撮りに行きたいものだ。

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