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日記 また夢の話

昔から何度か見ている夢がある。
同じ夢ではないが概ね趣旨は同じなので同じものとして考えている夢だ。

ゲームを何度かやったことのある人にはわかるだろうが、ゲームの世界にはフィールドの終わりというものがある。
つまりはプログラム上設定されてるマップの限界(それ以上先が設定されていない部分といった方がいいかもしれない)のことで、森で覆われて進めなかったり急な斜面があったり海だったり川だったり城壁だったり、あと見えない壁だったりと、それ以上先に進めなくなるポイントのことである。
そうじゃなきゃ端まで行ったら反対の端に戻るリピート仕様にするしかなくそんなゲームはおそらく少数派で、大体のゲームには行き止まりがある。

夢というのは、それを跳び越えて外に出る夢である。
飛ぶのではなく、跳ぶ。なんか知らんが空を飛ぶ夢を見たことはなく、代わりにハイパージャンプをしている。これも昔からである。

そういうわけで夢の中で私は世界のはじっこを跳び越える。
木々の壁を一足で跳び越えることもあればビルの非常階段や室外機を渡り歩いて跳び越えることもある。
『これ以上進めません』みたいな表示を無視して越える。
そうすると大抵、荒涼とした大地が広がっている。
砂漠っぽいし、さらに進むと廃墟があったり、そんなに文明を感じない世界が広がっている。
そういう何もない世界を見て回る夢である。

「フィールドの終わりを乗り越える」というだけなら、なんか適当なカウンセラーなら「あなたの今持ってる世界を打ち破りたいという願望の表れなのよ」とかう愚にもつかない夢診断をしそうなものだが、その乗り越えた先がほぼ荒野なのでなんだかなぁと思っている。
ゲームの端を超えたら面白い世界が広がってるもんじゃないの?隠しボスとか隠し村とか。そういうのがない。
あと飛行ができなくで跳躍はする、そのこだわりは一体何なんだとも思っている。

私はこの夢がかなり好きだ。

#日記 #夢

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