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なぜ、コーヒーが好きになったのか。

はじめまして。おっくんといいます。

コーヒーが大好きで、自分でコーヒーを焼いたり、抽出したり、人に振る舞ったりしています。
普段は会社員をしていて、今のところ副業でコーヒーをやっているのですが、3年以内には自分のコーヒーショップ を持ちたいなと思っています。

どれくらいコーヒーが好きなのかというと、オーストラリアにコーヒーを飲むためだけに1週間行ったことがあったり、焙煎機も30万円くらいするものを買って焙煎していたりします。

さて、今日はそんな僕が「なんでコーヒーを好きになったのか」について書いてみたいと思います。


なぜ、コーヒーが好きになったのか

きっかけは、学生時代にやった世界一周でした。

海外を自分の目で見て周りたいと思い、ちいさなナップサックだけを背負って一人で旅に出ました。

ですが意外にもやることがなく、毎日観光していては疲れるし、気づいたら何かにつけて休憩しにカフェに入っていました。


最初の国がタイだったのですが、タイだけでも10箇所以上はカフェに入りました。

そこからインドやエジプト、ヨーロッパやアメリカなどいろいろな国を周るのですが、それぞれ国によってコーヒーの文化が違うことに気づきました。

コーヒーはその国の人々の暮らしと密接につながっていて、国によって楽しみ方は全然違ったんです。


その中で、「スペシャルティコーヒー」というものがあることを知りました。

世界にまだ5%しかないと言われる希少なコーヒーなのですが、こんなに美味しいコーヒーがあったのかと、衝撃を受けました。

そこから気づけばカフェ巡りではなく、コーヒー巡りの旅に変わっていて、帰国したときにはすっかりコーヒーが大好きになっていました。


スペシャルティコーヒーとは

消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。
日本スペシャルティコーヒー協会は、生産国から消費国にいたるコーヒー産業全体の永続的発展に寄与するものとし、スペシャルティコーヒーの要件として、サステナビリティとトレイサビリティの観念は重要なものと考える。
日本スペシャルティコーヒー協会より

要するに、すごく丁寧に作られたおいしいコーヒーのことをいいます。


そしてただおいしいだけじゃなく、スペシャルティコーヒーにはその品質に見合った正当な対価が支払われます。

ここを具体的に話すとちょっとややこしいのですが、コーヒーは昔安く買い叩かれてしまうことがありました。

コーヒー農家はアフリカや中南米などのいわゆる発展途上国が多いのですが、親が子供に学校に行かせてあげられなくなったり、貧困が蔓延して生産自体が危ぶまれる事態になったこともありました。

そこで登場したのがスペシャルティコーヒーで、スペシャルティコーヒーを広めることが、コーヒーを持続可能なものにしていくことなんだと知りました。


先ほども言ったように、コーヒーはいわゆる発展途上国で作られていて、その国の主要な産業になっていることも多いです。

スペシャルティコーヒーを継続的にその国から購入できれば、だんだん国も豊かになり、学校も立つようになって、経済が安定すれば犯罪率も低下します。

僕はこのスペシャルティコーヒーを買うこと、あるいは誰かに売ることが、そのまま世界平和につながることだと、割と本気で思っています。


自分の好きなコーヒーをこれからもずっと楽しみたいし、その良さを誰かと共有していたい。

そしてそれが、遠い国の知らない人の命を守ることにもつながっている。

そんなことを想いながら、コーヒーを焼いているし、だからこそ手が抜けない。コーヒーを嫌いになりそうなくらいにこだわって、丁寧に入れたコーヒーが誰かにおいしいと言ってもらえることが、きっと今一番しあわせです。


まとめ

2020年の後半から、よく人前でコーヒーを淹れさせていただく機会が増えました。

もし時間があえば、ぜひ飲んでいってください。

ではでは。

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