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シチリアの学校制度について

こんにちは、八木です。
今日はシチリア(カターニア)の学校制度についてお話しようと思います。

学校の制度は?

シチリアの学校は小さい順にscuola elementare, scuola media, scuola superiore, universitàというふうになっています。(scuola=学校)
そして年数は順に5年ー3年ー5年ー3年/5年。
universitàは3年で終わる場合もあれば5年続く場合もあるそうです。
日本の学校と大きく違うのは、高校に当たるscuola superioreが5年と長いことですね。(自分的には日本でも高校が5年くらいあったらいいな、なんて思いますが。笑)
現地の高校に通う子の話では、高校は文系(言語系)と理系に分かれていてそれによって勉強内容も異なるそうです。

私のボランティアしていた学校

そして私はscuola mediaでボランティア活動をしていました。子どもたちの年齢は大体11-14歳くらいでしたね。日本では小学校高学年〜中学校低学年くらいの子達です。まだ背が小さい子もいれば180センチくらいの子もいて驚きました。
私が初めて学校に行った日には先生生徒みんなで歓迎してくれました。子どもたちはみんなアニメと寿司が大好きで、「好きな日本食は何ですか?好きなアニメは何ですか?」なんて聞かれました。

自分の名前も含め少しまちがっていますが、歓迎してくれていることは伝わります笑
周りにあるのはエトナ火山やシチリア文化の絵ですね。

ボランティア内容

そして自分のボランティア内容は、英語と体育の授業への参加でした。イタリア語は話せないので自然とできることも限られてしまいますね、、、
特定のクラスには所属せず、英語や体育の先生と共にクラスを回るという感じです。

余談ですがシチリアの子どもたちはほとんど英語が話せません。英語の授業が始まる年齢自体は早いものの、レベルは日本と同じくらいに感じます。授業で英語を話す機会がないので文法とかは分かっていても話せないなんて子が多くいました。
ですが、中にはとても流暢に英語を話す子もちらほら。彼らに話を聞きましたが、特に英語圏に住んでいたというわけではなく、自然と話せるようになったといいます。イタリア語と英語はあまり似ていないので彼らは言語の天才ということででしょうか?

イタリアの教育事情

学校の先生の嘆き話を聞きましたが、南イタリアの教育制度は北イタリア(ミラノ、トリノなど)に比べて遅れているそうです。そこには南北の文化の違いが関係しているとか。
私のいた学校は午後2時に学校が終わりました。家族全員で昼ごはんを食べる習慣があるためです。その分授業時間も少なくなってしまいます。
南イタリアの家族第一主義はとても素晴らしいと思いますが、同時に問題も抱えているんですね。。。

ボランティア初日の体育の授業

終わりに

というような感じで今回はイタリアの学校制度について紹介しました。
ではまた今度。

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