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【タスキ】入社11ヶ月の振り返り:目標設定と1on1

「計画しないことは、失敗するための計画と同じ」という言葉がありますが、これは事実です。組織の従業員は、自分が出すべき成果がわからなければ、動きようがありません。

ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論 P39

さて、7月は当社としては期の始まり。大きく3つ、社内で実施しました。

1、第2回目の全社MTG

今回のMTGの目的は、会社及び個人の目標設定を行うことでした。目標設定?と疑問に思われた方。そうです、あの目標設定。

当社は会社としての経営上の数値目標も、各メンバーそれぞれの目標もなく、目標がないので振り返りや部下へのフィードバックもなく、昇進や賞与の査定も全て社長のさじ加減で決まっていました。

マジか。

目標が無くとも業績が良く、各人のモチベーションが高く保たれているのなら良いのですが、現実はそうではありません。悪化する業績に、度重なるミス、低下するモチベーション・・・

その要因の一つに目標がないこと、つまり各人がどこに向かっていいか分かっていないことがあるのではないかと私は睨んでおり、この辺りの課題感を全社MTGで全員にお伝えしました。

2、目標設定を考える

さて、ではうちの会社でどう目標を導入しようか、と考えていた折に◯野菜子(おかださいこ)さんの以下のnoteを拝見しました。

いつも書かれる記事が非常に分かりやすく且つ面白いのですが、特に共感を得た部分を引用します。※以下の太文字は私が編集したものです。

まずは①の「テーマ(方針)」について。Google社なんかだと、もう入り口の時点でめちゃくちゃに優秀な人を採用しているので、20%ルール(※)に代表されるように、もうとにかく自分自身でテーマを探してもらって、とにかく自由にやってもらうことがパフォーマンスを最大化させる方法なのでしょう。
※勤務時間のうち20%を、通常業務以外の仕事に使うことができる制度

が、恐らく普通の会社でそれをやったらほとんどの社員が潰れます。地図も道も一切ない険しい山で、何の説明もなく「じゃあ、頂上で集合な★」と言われているようなものです。

どこからどの方向を目指すのかの方針や、「まずはここを目指す」みたいな中間地点が必要になってくる。

さらっと書かれているんですけど、これめちゃくちゃ重要だなと。結局目標設定にしても自社にフィットしなければ意味がない。うちはGAFAではないのです。

うちの会社はPCを使える人も少ないし、現場畑でやっていた人も多い、何より目標設定をすること自体にアレルギーを持って欲しくない。私は考えました。そして出した結論がこれ。

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noteならぬノートの導入。懐かしのcampusノート(私は今でも使ってますが笑)

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MVVも紙印刷して、ペタペタ貼ります、私が。

自分で言うのも何ですがカッコよくはないんですよね。でも、大切なのは社員の皆さんが自身のために目標設定を出来るようになること、形は問いません。

3、1on1ミーティングで目標を決定

会社としての目標設定は全社会議でしていたため、残すは個人の目標設定です。今回は年間の目標と半期の目標設定をお願いしました。一旦各自にボールを投げ、1on1で詳細を詰めます。

1on1の際にはアトツギ仲間のToshinao.S @メーカーアトツギさんに教えて頂いた16personalitiesをアイスブレイクに使いました。全員に実施したところ会社として多い性格タイプも見られたのが興味深かったところ。

また、1on1ミーティングについてもテコ入れをしたかったので以下の書籍を参考にしました。

本書籍では「すり合わせ9ボックス」として何を対話するかの切り口が提供されており、特に面談を重ねているうちに生じがちな何を聞いていいか分からないという状態を解消するのに有効と思いました。

また、この書籍で参考になったのは以下の部分です。※こちらも太字部分は私による編集です。

1on1ミーティングとは、主に部下の育成・モチベーション向上を目的とした定期的かつ高頻度な上司と部下の対話の場です。従来の面談と何が異なるかというと、その目的が主に「部下のための時間」であることです。

対話型マネジャー 部下のポテンシャルを引き出す最強育成術より引用

実は当社は社長との面談が定期的にあるのですが、私も先日その面談に同席しました。なんというか、社長が9割8分くらい喋り続けているんですよ苦笑

喋ること自体が悪いとは言えないんですが、全然社員さんが何を考えているかが伝わってこない。1on1ミーティングの導入にはこうした背景もありました。

結果として、社員さん発信の話もたくさん聞くことが出来ました。役職的にも時間的にもまだまだ全て信頼してオープンに話して頂いているとは思っていませんが、信頼関係構築は必ず必要なため引き続き1on1は続けようと思っています。

4、ここからは運用のフェーズへ

ということで、7月中になんとか全社会議⇒目標設定を発表⇒1on1で各人の目標設定までいけました。あとはこれを如何に運用させるかかなと思っています。

なぜなら目標は立てることが大切なのではなく、達成することが大切だからです。

今期は私も屋外広告事業に入り込み、各種テコ入れや提案等していくつもりです。各メンバーのフォローもしながら、より強い組織にしていけるよう引き続き頑張っていきます!

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