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戦中・戦後で歌詞変更された歌 │ お山の杉の子

こんにちは、野ばら子です。

今日も元気に野ばら社で働いています。

自己紹介を兼ねた記事はこちらからどうぞ〜🍀

さて、8月6日「広島平和記念日」を迎えて、新しくnoteを書きました。

短めですので、少しお付き合いください。

それでは、本題です。

敗戦の色濃くなる中出された児童向けレコード

二つの原爆が日本に投下された1945年(昭和20年)、世に出された児童向けレコードがありました。

「お山の杉の子」です。

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児童向けといっても戦時まっ只中のこと。

その歌詞は、戦意高揚を目的とした「少国民歌」の作詞募集で選ばれた吉田テフ子の歌詞に選者の一人・サトウハチローにより戦時色を強めて補作されたものでした。

終戦後、封印の後、再びサトウハチローにより詞が改訂され復活。
復興の歌として記憶している人も多い曲です。
多くの曲集で「戦後改作」とされているのはその為なのですね。

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改訂された歌詞

改訂されたのは、3番以降で一例を挙げると

前「大きくなったら 国のため」
→ 後「大きくなったら 皆のため」など

大幅に変更が加えられています。

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現在も愛唱されているのは、改訂された歌詞の方なのですね。

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B6変形『こどものうた』に込めた思い

明るい曲調と前向きな歌詞の「お山の杉の子」にこのような歴史があったことを知らない方も多いかもしれません。

でも、歌が戦争に利用された時代があったのです。しかもこどものうたが…

そのことを忘れず、繰り返さないようにしたい。

実は、そんな願いを、B6変形『こどものうた』の奥付に込めてあります。

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広島への原爆投下から76年めの今日。

「へいわ」への思いを馳せる日に。

▷『こどものうた』はこちら

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