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選んだり、書いたり、考えたり、、、

はじめまして。もしかすると、これを読んでくださっているということは、もう私を知ってくださっている方かも。けれどブログからnoteへとちょっとお引越し感があるので、そこはやっぱり「はじめまして」から始めたいと思います。

はじめまして、と枕詞がくるからには自己紹介が必要。もう何度も聞いたという方、ごめんなさい。今一度お時間くださいね。

私はずっと某大手ハウスメーカーのインテリアコーディネーターとして働いていました。ある時、日本のインテリアに足りないのはアートだと、強い何かが降りてきて、インテリアにアートを提案する仕事を思いつき、アートアドバイザーという仕事を始め今に至ります。と、ずいぶん端折ったものの、アートの仕事を始めてから、ずっと茨の道を歩み続け「アイテテテ」なんて言いながら、今現在もまだテクテク歩いている途中です。

さてなぜnoteなのか?もちろんブログでもよかった訳ですが、そこにはここ数年の仕事上の変化が影響しています。

インテリアコーディネーター、そしてアートアドバイザーに共通するのはいずれも”選ぶ”仕事だってこと。インテリアの仕事を始めたのは「私にはものを生み出す(たとえばデザイナーのような)才能はないけれど、物を選ぶ才能は少しばかりあるのではないか?」という自分勝手な思い込みが背中を後押ししたから。はたしてその才能が仕事に生かされてきたのかどうかはさて置いて、アートの仕事を始めてからはその”選ぶ”ことがさらに重要になり、今も”選ぶ”ことに真剣に取り組む毎日です。

そしてその”選ぶ”に加わったのが自分でも予想だにしていなかった”書く”仕事。ブログ歴も長く文章を書くことには慣れていたけれど、仕事に繋がるとは思いもしませんでした。本を出版したり、エッセイを依頼されたりと、書くという仕事が本格化してくると、ブログにもちょっと責任を感じるようになってきたのです。

ここ最近のブログは、私が主催する小さなアートフェアであるアート中之島や、ビューイングルームこぉとでのイベントの告知の合間を縫うように、時折伝えたいことをがっつり綴るスタイル。なんだかそういったスタイルに、自分自身とても違和感を感じるようになってきました。

もうひとつの理由は”書く”仕事にあたっては、多少なりとも読む方のお気持ちに添わない部分も出てくることを、ここ数年で悟ったから。もちろんそれらは人を傷つけることや誹謗中傷といった類であってはならないのですが「私はこう思います」という個人的見解的な発信が、誰でも簡単に覗くことができるブログではちょっと難しいなと思うに至ったのです。

そして自身の言葉を今より少しばかり大きく強く発信するためにnoteという文章に特化したツールを使うことに決めました。
とはいえ、noteになったから自身を赤裸々に語る訳ではありません(笑)。そうだな、10としたら今まで7割くらいだったのが8割くらいのアウトプットになる感じ。そうなるとあんまり変わんないかもしれませんね。

そんな訳で、ここでは私の「選んだり、書いたり、考えたり」にお付き合いくださいますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

2024年4月1日 奥村くみ


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